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【久しぶりのデート 3】※R18

それから… 「ん…っ。ぁ…っ。」 「…大丈夫?」 余裕のなかったあの夜とは違い、紅葉の身体を気遣ってゆっくりと行為を進める凪は小さな異変も見逃さない。 僅かに震える紅葉の瞳を覗けば、深いグリーンに綺麗な涙が溜まっている。 「え…っ?! どーした…? どっか痛い?」 優しく丁寧に抱いていたはずだが、心配になりそう尋ねる凪… 紅葉は首を横に振って違うのだと訴えた。 「なんか…胸がいっぱいで…! 大丈夫だよ…っ。」 「紅葉……! 可愛いね…。 少しこのままでいる?」 「うん…っ。 あのね…。 国籍のこと、本当は決めてたの。」 「え? そーなの? …因みにどっちに?」 「日本…。 一番は凪くんといたいからだけど… バンドのお仕事、制限なく出来るし…! 光輝くんにも時期とか手続きのこと相談してて…」 「そうだったんだ?」 「うん…。 でも…ちょっと不安?迷いみたいなのもあったから… 凪くんに言ってもらってすごく嬉しかった…! ありがとう。」 「ん。 あとは紅葉の家族が許してくれるかだよな…(苦笑)」 「大丈夫だよ。 僕がどこの国籍になっても家族なのは変わらない…でしょ?」 「そうだな…。 ねぇ…。オンラインではいろいろ話してるけどさ…。 俺のこと、家族に何て紹介してくれるの?」 「僕の…世界で一番大事な人…。 優しくて、カッコ良くて、僕の喜ぶことをいっぱい考えてくれる大好きな……旦那さま? んー…パートナー…かな?」 「ん、いいね…。最高。嬉しいよ。」 凪は紅葉を抱き締めて唇を重ねると、手を繋いで優しく微笑んだ。 「続き…していい?」 「うん。して…っ!」 「なるべく優しくする…。」 何気に繋がるのも久々なのでゆっくりと紅葉の中を拓いていく凪…。 「あっ、ちょっと…激しいのも…欲しっ…!」 「……明日LIVEだよ?(苦笑)」 「ん、はっ、…だめ…っ?ぁ…っ」 可愛いおねだりに苦笑しながらも、脚を抱えて少し強めに突けば甘い声が漏れてくる…。 「こんくらい…?」 「やっ…!! あ…っ!ん、ンっ! …もっと…!」 「うん…。ヤバい…ね。 ちょっと…ゴムつけさせて?」 「やっ。」 脚を凪の腰に巻き付かせて離さないつもりの紅葉… 「紅葉…っ!(苦笑) もう…、俺もあんまもたないんだけど…! …欲しいの?」 「んっ。 欲しい…っ! 凪くん…っ!あっ、すき…っ!」 「…ったく…! 可愛すぎるお前が悪い。 …俺も好き。」 「ァっ…!ん、ぁあっ! は…んんーっ、!」 「あー…スゲー、気持ちいーね?」 「あっ、ぅ、アっ!んぁッ…! い、くっ…!」 「いーよ…っ」 凪のラストスパートになんとかしがみつきながら立て続けに達した紅葉… 凪も痙攣する紅葉の中で達した。 「ん、ーんんっ! あ、だめ…っ!」 「まだイってんの…? かわい…っ。 こっちは?」 「あっ!両方、だめ…っ!」 前に触れながら、胸を口に含めば更に可愛い声をあげる紅葉…。 「紅葉…? このままもう一回、ね?」 「え…っ?!あ、や…っ! ウソ…っ?」 身体をひっくり返されて、今度は後ろから貫かれる。 「ローション足す? 平気そう? 中…あとで掻き出すから…。」 「んっ! は、あっ! だ、めっ! アっ! 激し…い、よ…っ!」 背後に回った凪は背中や肩にキスをくれて、腰も支えてくれて、手も恋人繋ぎで重ねてくれているが、その優しい仕草と腰を打ち付ける激しさのギャップがスゴい。 「膝立てれる?」 「や、ん。無理…っ!」 「無理? 奥…させて?…だめ?」 甘えるように凪に言われたら紅葉は断れない。 震える膝に力を入れて、支えてもらいながらなんとか四つん這いになる。 「あー…っ!!」 項を噛み付くように舐められて、胸を巧みに触られ、熱い凪のモノを奥深くまで挿れられれば声もなく快感に震える紅葉…。 そのままガンガンと激しく突かれ、紅葉は再び後ろでイカされる…。 「ハッ…最高…っ!」 ほぼ同時に凪も紅葉の中に白濁を放つ…。 「ん…。 ちょっと…スゴ過ぎた…っ!」 「はは…(苦笑) ごめん、大丈夫?」 「ん。 好き…っ。大好き…!」 「俺も好き。愛してるよ。」 「僕も…愛してる…!」 向かい合って抱き締め合い、幸せなキスをした。 お風呂でベタベタな身体を中も外も洗ってもらい、半分眠りに落ちている紅葉… 「明日、打ち上げあるって。 さっきLINEきてた。どーする行く?」 平九郎のはペットホテルに預ける予定で迎えは翌日なので、参加自体は可能だが… 「ご飯なに屋さん…?」 「確か焼き鳥メインの居酒屋だって。」 「焼き鳥…?!食べたい…っ! 僕、お腹すいた…。」 学祭で食べて以来、焼き鳥が大好きになった紅葉。これは参加予定だな、と凪は笑った。 もちろん酒は飲ませないが、顔見知りも多いしたまには大勢で騒ぐのも楽しいだろう。 「運動しちゃったもんね?(笑) ゼリーかお茶漬け食べる?」 「んーと、両方っ!」 その答えに苦笑して、凪は了解…とキスをひとつ落としたのだった。 そしてアビーからのメールには我が家はいつでも大歓迎! 早く会いたい!との返信があった。

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