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【ドッキリ企画】(3) ※R18

着いた先がラブホテルで、何故?と焦る紅葉。 「その格好だし、堂々と入れるよ? まぁ、別に今までも隠れてねーけど…(笑)」 「でも…っ!」 そんなつもりじゃなかった…と俯く紅葉。 この姿は自分だけど、自分じゃない気がしてなんとなく複雑な気持ちだ。 「…ここコスプレ衣装豊富らしいよ? デザートもほら…美味しいって。」 そう言って、ホテルのwebページを見せる凪。 「えっ?! ほんとに?」 「ウィッグとメイク取る前に着てみたら? せっかく可愛い格好してるんだし。」 「僕可愛い? え、お洋服借りてもいーの…っ? デザートも?」 そう聞く紅葉の目はキラキラと輝いていた。 相手がナンパした子とかではなく、自分の恋人なのでこんな誘い方もアリなのだろうが、紅葉がチョロすぎて心配になる凪… そして… ご機嫌でアニメのコスプレ2着とイチゴのパフェを堪能する紅葉。 ノリノリで凪に写真撮って!とねだっていた。 凪はパフェをスプーンであーんと一口もらうと、その甘さに絶句しつつ、とりあえず紅葉が食べ終わるまで待ってくれた。 「おいで。 ウィッグとメイク取ってやるよ。」 意外とガッチリ止められていたウィッグを外し、メイク落としシートで丁寧に紅葉の顔を撫でる凪… 本来の姿を見せるとようやく口付けてくれた。 短いが、優しいキスに紅葉が喜んでいると、凪は不意に胸を掴んだ。 「これ何詰めてんの? パット?」 「ふぎゃっ!!」 「は? なんつー声…!(笑)」 紅葉の反応が予想外過ぎてツボに入った凪はしばらく笑い続けていた。 「ハァー笑った! はい、もういいでしょ? ばんざーい!」 条件反射で腕を上げた紅葉の服を脱がして、ぱっの詰められた下着も外す凪。 こうして紅葉はバスルームへ追いやられた。 キスで徐々に熱を上げながら、手早くシャワーと準備を済ましてもらい、大きなベッドに連れて来られた時にはすっかり蕩けていた。 「あっ! ヤ、ぁーッ!」 「気持ちいい? もうちょいローション足すね?」 紅葉のモノをフェラしながら、後ろを指で優しく慣らしていく凪。 紅葉は激しい快感に喘ぐしかなかった。 「んんっ! ぁ、あッ、ン、っ!」 「今日は声出して大丈夫だから…」 「や、ア…ッ、ん、い…く…ッ!」 「…待って。 挿れてからね?」 凪は紅葉の足を抱えて自身を宛がった…。 「は、ァっ、あぁーーッ!」 「っ! く…ッ!」 紅葉の中の締め付けと続く痙攣に凪は下腹部に力を入れてなんとか耐えた。 「や、ぁ! ん、無理…っ! おっき…ッ! んん…は、ぁ苦し…っ!」 達したばかりの紅葉が落ち着くまでキスで口腔内も甘く絡み合いながら待つと、凪はゆっくりと律動を開始した。 首筋から胸への愛撫も欠かさない。 「はっ、ふ、ぁ…っ! ャ…あッ…、 な…ぎっ!」 「んー? すごいね…。 スゲー気持ちいいよ。 紅葉もいい? もうキツくない?」 「う、んっ、あ…っ! きもち、いい…っ! あ、そこ…っ!」 偽りのない、素直な反応に気を良くする凪。 「かわいーな…。 ちょっと…上んなって?」 「え…っ?! や、っ! んーっ!」 一度自身を抜いた凪は素早く身体を反転させると、紅葉の腰を抱いて再び挿入した。 苦手な騎乗位に紅葉は狼狽える。 「や、だ…っ! 出来ない…ってば…!」 「出来るよ。 ほら、こんな感じ…。 自分の気持ちいいとこに当たるように動いてみ?」 「ヤ…ッ! あーッ!ん…っ、ンンッ!」 「ん…。いー感じ。 上手だよ、紅葉。 可愛いから今日のドッキリのことは許す(笑)」 誉めつつ腰を支えてやり、満足したところで対面座位に変えて紅葉の最奥を突く凪。 「あっ! いい…っ、ん、いく、 ぁ…っ!!」 「っ!」 凪も達して力の抜けた紅葉の身体を抱き止める。 立て続けに中で達した紅葉はなかなか呼吸が整わない。 「ハァ…ハァ…っ!」 「…平気?」 「ん…。 キス…!」 キスをねだる恋人に微笑み、優しく抱き締める凪。 「ん。紅葉、…好きだよ。 どんな格好してても、紅葉は俺の大事な恋人…そこはこれからもずっと変わらないから。」 「っ! …うん…! あり、がと…!」 紅葉の僅かな不安を凪がちゃんと感じ取ってくれていたことが嬉しくて紅葉は彼の首にぎゅっと抱き着いた。 「凪くん…!僕も、ずっと大好き…っ。」 End

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