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【チュッパチャプスチャレンジ】※微R18
「チュッパチャプスチャレンジ?」
「うん!
何種類か買ってきたからやってみない?」
「やり方知らねーんだけど…
何? チュッパチャプスって飴だよな?」
「うん。
1人が相手に分からないようにチュッパチャプスを1つ選んで舐めて、キスして、もう1人が味を当てるゲーム!
YouTubeのカップル企画見てやってみたいなって…! …イヤ?」
「…あー、そんなの見てたね。」
カップルのキスシーンに紅葉はキャー!と反応していたのを横で仕事をしながら見ていた凪。
「やってもいいけど、残った飴、紅葉が食べろよ?
…ん?待って。動画撮って投稿すんの?」
「分かった!
え、さすがにしないよー…」
「面白いから撮ろうかなー(笑)
それで、何かあったらアップしちゃおー」
「何かってナニ?」
準備をしてリビングのソファーに座る2人。
「…録画してると思うと緊張する…っ!」
「そう?
早くやろ。俺この後筋トレしたい。」
じゃんけんで順番を決め、まずは凪が飴を舐めて、紅葉が味を当てることになった。
中身が見えないように巾着に入れられたチュッパチャプスを無造作に1つ取り出して口に含む凪。
あまりの甘さに一瞬で口から取り出した。
「やべ、ちゃんと選べば良かった。
何これ、めっちゃ甘い…(苦笑)」
選んだのはまさかのプリン味だった。
「ちゃんと口の中全体に飴の味をつけてねっ!ズルはダメだよ!」
何故か手厳しい注文をつける紅葉。
もうこれ既に罰ゲームなんだけど…と凪は文句を言いつつ飴を舐めた。
「はい、いーよ……ん。」
飴を隠すと紅葉のキスを受け入れる。
何度か合わさる唇…
「分かった?」
「分かんない…」
「マジで?
じゃあディープにしたら?」
「えっ、そんな…っ!」
そう言いつつ嬉しそうな紅葉。
遠慮がちに舌が入ってきて、凪の口内を味わうように移動していく。
キスをしているというか…なんか…親鳥が雛に餌与えてる?みたいな感覚だなと凪はボーッとしながら考えた。
「あ、分かったっ!!」
「本当に? 何味?」
「キャラメルっ!!」
「……違うし。
ってかキャラメル?
そんな味あった?
紅葉が買ってきたんだろー?(笑)」
「えー?
違うのっ?
もう1回!」
「………。」
せめてコーラ味とかチェリー味にすれば良かったと後悔する凪。
仕方なくもう一度激甘の飴を舐める。
「ん。」
「んー…っ!
分かった!
プリンー!」
「正解…。
水ちょーだい…。」
「次、凪くん目瞑っててね。」
紅葉が選んだ飴を舐めて、凪が当てるターン。
「はーい!
いーよっ!」
「……。口開けて?」
近付くと香りである程度分かったが、せっかくなのでディープキスをすることにした凪。
紅葉と違い、遠慮なく激しく恋人の口内を舐めとった。
苦手な甘さに耐えなければいけないので、せめてゲームにのって自分なりに楽しむことにしたようだ。
「んん…ッ!」
思わず紅葉も驚いたほどだった。
「…グレープ」
「正解っ!」
「…これ当てた数多かった方が勝ちだよな?
勝ったらなんかあんの?」
「んー…考えてなかった。
負けた方がコンビニでアイス買ってくる!とか…どう?」
「…いーよ。」
多分どちらが勝っても負けても2人で一緒にコンビニに行くのだろうけど…
その後は…
「んー、りんご?」
「違う…そんなのねーし(苦笑)」
紅葉は微妙な正解率だった。
少し、彼の味覚が心配になる凪。
一方凪は…
「すげー人口香料の匂い……
サクラ…?」
「すごーい!また当たりだよっ!」
さすがシェフ!
と盛り上がる。
「これ知ってる!
この前食べたよ!
えっとね、チェリー!」
「当たり。」
紅葉には簡単なのを出すが、凪は答えが分かってもわざと何度もキスをした。
「や…っ、ん…っ、ん…っ!」
「パイナップル。」
「ん…当たり…ッ!」
結果はもちろん凪の勝ち。
「楽しかった?」
「うん…! 凪くん、すごいね!」
「一応料理人でもあるからね(苦笑)
さて……どーする?」
少し含みを持たせて訊ねる。
用意した飴がなくなる頃には紅葉の瞳には欲情が混じっていたのを凪は見逃さなかったのだ。
「ど、…どーするって??
あ、筋トレする?」
「それは後でいいや。
何ならアイスも俺持ちで買ってやるからさ…」
「え…っ?! ホント?」
「うん。
だから次は俺の遊びに付き合ってよ。」
凪はそう言ってイタズラに微笑むと紅葉に本気のキスを仕掛けた。
「あ…、は…っ、ん!
あ、この遊びはズルいよ…っ!」
「はは…っ! そう?
甘いの頑張って舐めたし、ゲームは勝ったし…!
紅葉、罰ゲームだと思ってさ、
…可愛く誘ってみて?」
「えっ?
ん…っ、あ…。
や…! あ、凪くん…っ!
ちょっと…! ビデオ止めて…。
えっと…じゃあね…?
……もっと気持ちいいこと、しよ?」
「…いいね。」
罰ゲームのようなご褒美を2人で楽しんだのだった。
End
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