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【ネクタイ】(2) ※R18
寝室にて…
「やー、ちょっと…見えないよっ?
凪くんどこー??」
「目の前にいるよ。
お前が目隠ししてみたいとか言うからだろー…?」
お酒の力もあってかいつもよりノリ良く、そんなことにもチャレンジしてみたくなったようだが…
「…やっぱり止めるっ!!
凪くんの顔が見れないなんて…なんか違う…!」
「はいはい…。今取りますよ。…
この調子じゃプレイじゃなくてただのお遊びだし…(苦笑)」
凪も紅葉の顔…特に瞳が見えないのは惜しいので、すぐに目隠しに使っていたネクタイを外した。
「良かったっ! 凪くんがいた!」
無邪気な紅葉にキスを贈り、外したネクタイをさてどうしたものかと手に握る凪。
別に無理強いしたい訳じゃないが…紅葉が大丈夫なとこまでもう少し続けてみようと思った。
「あ…っ、や…!
縛るの…?」
紅葉の着けていたリボンタイで手首を縛り、しばらく様子を見た凪は自分の分のネクタイを使って紅葉の左足首と太股を繋いだ。
「ここ引っ張れば取れるから、ホントに無理だったら自分で外して?」
「でも手も縛ってるし…!」
「こっちもそんなにキツくしてないよ?
ほら、手縛ってても足のとこまで届くでしょ?」
「ほんとだ…!」
こういうプレイは楽しむものであり、無理はさせたくないので凪は逃げ道を用意して優しく諭した。
因みに手首縛るのを止めて両足縛るのことも考えたが、なんだか本気の変態っぽいので止めた。
紅葉はいつもと違うシチュエーションにドキドキしながら凪の愛撫を受け入れた。
「んー…っ、ぁ、あ…ッ!」
「ちょっと……そんなしがみついてたら動けないんだけど…?」
「あ、だってぇ…!
ギュってしてたいよ…。」
いつもは片手は凪の腕に掴まり、もう片手はシーツを掴んだり、口元に持っていってたりしている紅葉。
今日は縛られたまま、凪の首に腕を回してしがみついている。
それはそれで嬉しいし、可愛いのだが、動きにくいと凪は訴えた。
一度首から紅葉の腕を外させるとそのまま頭上に一纏めにして右手で押さえ、深いキスを繋ぎながら、熱く猛った自身を紅葉の奥へ進めた。
「んんっ!! ーっ!」
Mっ気のある紅葉はそれだけで軽く達した。
凪はそんな恋人に満足したのかシュル…と、手首の拘束を解いた。
「これで大丈夫?」
「う、ん。
あ、脚は?」
「うん、このままで。」
“やはり凪くんは脚フェチだよね”と紅葉は思いながらも口にはしなかった。
本気を出されたら次はドコを縛られるか分からないからだ。
凪は拘束の痕がついていないか確認するとその細い手首にキスを落とした。
そのまま手を繋ぎ、重点的に奥を攻められた紅葉は何度も絶頂する。
「あっ!
や、ァーアッ!
も、無理…ッ!
ん、んんー! な…ぎ…っ!」
「何? 紅葉…」
「、好き…っ!」
「…俺も紅葉のことが好きだよ。
ラスト…一緒にイこっか。」
コクりと頷く紅葉にキスをして、抱き締める。
紅葉も凪の背中を抱き締め、彼の肩口に顔を埋めた。
繋いだ紅葉の左脚がシーツを蹴る…
凪は紅葉の右脚を抱え再奥を狙う…
「あーッ、いい…っ!
いく、凪…ッ、っ!」
「…っ!」
先程から雨が降りだしたせいか、それとも熱気でか…蒸し暑く、気付けば2人とも汗だくだった。
「はぁ、はぁ…っ!
あ、あ、つ……い!」
「……暑いな…。熱中症になる…(苦笑)」
2人は苦笑し、キスをした。
「ベタベタ…
休憩したらシャワーしよ。
風邪ひいちゃうよ。」
「ん。
とりあえず拭くから…
あ、水飲む…?」
「ありがと。
…シーツ替えるよね?
僕、ひんやりするやつがいいな。」
「了解。
あ、待て。今外す…。」
左脚の拘束を取ってもらい、伸びをする紅葉。
「気持ち良かった?」
「はい…、とても。
このくらいなら…大丈夫だった。」
「可愛いー。」
凪は紅葉を抱き起こして膝に乗せると口付けた。
目隠しも拘束もない方がしっくりくる。
「……シャワーの前に…エアコン入れてもう1回しよっか?」
凪の提案に紅葉は笑いながら“フツーにするならいいよ”と答えたのだった。
End
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