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【何度目かの満月 2】※R18
「今日も楽しかったね。」
練習後の帰り道。
愛犬たちを連れて散歩がてら手を繋いでのんびり歩いて帰宅する2人。
平九郎と梅は眠そうだが、凪も珍しく欠伸をしていた。
「そーだな…。
ふぁ…っ! ねみぃ…!」
「凪くんLiT Jのレコーディングもあるもんね。…疲れてる?」
「いや、眠いだけでまだへーきだけど…。何?
……ラブラブしたいの?」
凪は冗談で聞いたのだが、紅葉は頬を染めながら控え目に頷いた。
「うん……!
あのね…!
お風呂上がりのアイスをあーんして食べさせて欲しい…!」
「ふ…っ!(笑) いいけど…?
それだけでいいの?」
「……ダメ。
ラブラブ…しよ?」
可愛いお願いに笑いながら頷く凪。
挿入行為を克服してから、不思議と紅葉の感度が上がった気がする。
前も十分感じやすかったのだが、今の方が気持ちいいポイントが増えたと感じている。
凪はもちろんそのことに気付いているし、紅葉本人にも驚きと羞恥に加えてこうしたらどんなに気持ち良くなるのかという好奇心が芽生えていた。
「ん、っ! あぁッ!
ん…、ふ…っ!」
「…何で口塞ぐの?」
ベッドに組み敷いた途端に自分の指を咥える紅葉。凪はそっと手を外させる。
「だって…声が…!」
「んー? 声?」
「ん…。
大きい声出ちゃうから…恥ずかしい…!」
「何で?
別に俺しか聞いてないからいいじゃん?」
ちゃんと窓は閉まってるよ?と凪は安心させるようにキスを落とした。
ローションを十分に纏った指をゆっくりと埋めていく。
「や、でも…っ!
あッ!! あ、ダメ…!
それ…! は…ぁっ、ん…気持ちイイ…!
あぁ…っ!」
前戯の段階でイキっぱなしの紅葉は堪らず凪を求めてた。
「あ…凪…!
ね、もう欲しいよ…っ!」
「あと少し慣らしてから…!
ほら…ここ…好きだよな?」
凪は時間をかけて丁寧に紅葉の中を慣らしてくれる。
「ぁ、んっ! あぁ…ッ!
ふ、ぁ…!
ア…! ん…あ…ッ!
イく…っ、イっちゃ…っ!!
あァーッ!」
3度程達した紅葉はベッドに身を投げ出して顔や身体に降り注ぐに凪のキスを受け入れていた。
「紅葉ー、ゴム付けて?」
「ん……。
……つけなきゃダメ? 」
手渡された凪用のゴムを手に紅葉は首を傾げて聞いた。
「…俺やろうか?」
「…そうじゃなくて……」
凪を上目遣いで見つめるのはちょっとした計算だ。
単純だが、良く効く…。
「……まだ合宿中だけど?(苦笑)」
「…お休みじゃないとダメなの?」
「……んー、体調悪くならないか心配だしさ…!」
と、言いつつ挿入体勢を整える凪。
「大丈夫…!あ、待って。
後ろからがいい…!」
「………。
そんな両方はダメ。
脚、開いて?」
凪は慎重でまだ背後位はしてくれない。
でも…今の感度で後ろから奥まで突かれたら絶対気持ちイイはずだ。
もちろん正常位でも気持ちイイけど…。
「あー! は、ぁ、ぁっんーっ!」
トコロテンでイッた紅葉は、そのまま痙攣した中を突かれてイキっぱなし状態だった。
質量と長さのある凪のモノで中を埋め尽くされるとぞくぞくとした快感と満足感でいっぱいになる。
「や、…ぁあー!」
凪も喋る余裕はなく、紅葉の脚を抱えて腰を奥へ進めていく。
「ぁ…あ、んんっ!!
いく…っ! 凪…!あ、もうダメ…ッ!
ぁ、また…!イく!」
「ッ!
キツ…!
…動くよ?」
「んー…!
あ、あッ、…ぁ、ん…っ!!」
「この辺どう?
好き?」
「あ…うん…っ!
すき、好きッ!
ァ、んぁ…っ! 凪…ッ!」
「可愛い…。」
抱き締めながら紅葉のお腹の上に精を放った凪。
2人とも乱れた呼吸を整える。
「中に…欲しかったのに…!!」
うるうるとした目で紅葉にそう言われた凪は苦笑しつつ、紅葉の唇を奪い、舌を絡めた。
2人とも熱が高まるのが早い…
「もう1回…する?」
「ツラくないならいいよ。
なんか…紅葉、バージョンアップされたね?(苦笑)」
「……そうかも…!
なんか…気持ち良くて…!
前も良かったけど…。
…え、嫌い? 変かな?
…えっと…はしたない?だっけ?」
急に不安になった紅葉はシーツを握りしめながら凪に聞いた。
「まさか…。
エロ可愛くて最高…!」
婚約中イコール満月なのだ。
ラブラブなのは付き合ってから変わらず…愛はどんどん深くなっていく。
凪もねだられたら応えない訳にいかない。
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