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【バレンタインと大事なこと… 5】※R18

「ん……? な、ぎくん?」 「…悪い、起こした?」 Linksのミーティング後 凪が仕事へ向かう前に自宅へ送ってもらい、紅葉は先に寝ていた。 なんだか離れ難くて、疲れているはずなのに一人のベッドではなかなか眠れなかった。 凪がベッドに来た時のほんの僅かな揺れで目が覚めたようだ。 「お帰りなさい…。 …今何時?」 「まだ5時過ぎ…。 起きるには早いよ、寝な?」 「…んー。 凪くん…遅かったね。 寒かったでしょ?」 「あぁ。 向こう(LIT J)のメンバーと話してた。 心配した? 寝てると思ってLINE入れなかったんだ…。 外は冷えるけど、家入ったら暖かかった。 風呂も。 タイマーで入れておいてくれたんだな。 ありがと。」 些細なことだけど、凪のために何かしたかったのだ。 「…ん。 寂しかった…。」 「……可愛いこと言ってるとキスするよ?」 「…ふふ…っ」 紅葉はまだ目蓋も開いていないのに、腕を伸ばして凪の顔を引き寄せた。 重なる唇は暖かくて心地好い。 凪はぎゅっと紅葉を抱き締めた。 「あー…紅葉が一番暖かいな…。 …今日は? 何時から?」 「ん。 お昼過ぎ… その前に自主練…しないと…。 凪くんもあったかいよ…!」 声のトーンが少し低いが、凪に抱き付くと頑張る…!と呟く紅葉。 「…あのさ…… もっと紅葉に触れてもいい? あー…今日は、挿れないから…」 「……はい…。 あ、あの…。 最後まで出来なくてごめんね?」 体格差もあるし、元々受け入れるための器官じゃないところを使う行為はどうしても紅葉の負担が大きい…。 特に凪のモノは標準を上回る大きさだし、何度も身体を繋げたことはあるが、激しくしてしまうとしばらく紅葉の足腰がガタガタになることもある。 オケの練習は着席での演奏だが、長丁場なので紅葉の身体がツラくならないよう気をつけているのだ。 「…いーえ。 紅葉の身体が大事だから…。 お前反応可愛いし、 こうして肌合わせるだけでも気持ちいいから……。」 「…ぁ…んっ!」 「…ほら、寝起きでも感度良好だな?」 「もぅ…っ! イジワルじゃなくて…、気持ちイイのして…?」 「うん。 寝起きだから頭回ってないのかもだけど…今の煽ったからね?」 「んん…?」 「めちゃくちゃイイやつしてやる。」 スイッチの入った彼は早速有言実行…。 「やっ、寒いー…!」 「脱げ。 すぐ暑くなる。」 布団を捲り、紅葉のモコモコのナイトウェアを剥ぎ取ると、白く滑らかな肌に口付けていく凪。 さりげなく、人に見つからない場所にキスマークを付けることも忘れない。 「は…ぁッ、や、ぁんっ!」 「可愛いな…。 キス、いる? それとも胸舐めて欲しい?」 「ん。キスいる! いっぱい…!」 「了解…!」 「ふ…っ、はぁ…っ、んん…。 ン、ン…」 凪の手が右胸の突起を指に挟みリズミカルに刺激してくる。時に指の腹で転がしたり、その絶妙な加減に悶える紅葉。 深いキスとも合わさり、先ほど言われた通り身体はどんどん熱くなった。 下半身をモジモジと脚を擦り合わせていると、凪の長い腕が伸びてきた。 「ァ…ッ、ん、ふ…、んぅ…!」 凪が下着の上から紅葉のソコに触れると既に反応をみせていた。 そのまま大きな器用な手で優しく握り込み上下させると身を捩らせた紅葉から甘い声が響く…。 「んぁっ! や、あぁ…ッ! あ、あ…っ! ん、や…! そんな…したら…ッ!」 「濡れてきてる…。 気持ちイイ?」 「アッ、ハァ…アっ、あ…! い、…っ! きもち、い…っ! …あっ! ダメ…ッ! イッちゃ…っ! あ、凪…っ!」 「んー? このままイっとく?」 「だめ…! やぁ…! あ、あ…っ! イク、…ね、い、イク…っ! イ…ーッ!」 熱を放った紅葉は荒い息を繰り返している。 が、下着の中が濡れて気持ち悪いらしく、潤んだ瞳で凪を睨んだ。 「そんな顔しても可愛いだけだし。」 紅葉の下着を脱がせるとベタベタの下肢を眺めた凪は満足そうな顔を見せ、躊躇いなくまだ興奮の治まらない紅葉のモノを口に含んだ。 「あぁー…っ! や…っ、ぁあッ! 待って…!」 「もう1回イッて見せて?」 「あ む、無理っ!…あ、あぁ…ッ! 凪、なぎ…っ!」 丁寧に裏スジを舐め上げてから先端部に舌先を押し付けられ、強く吸われた紅葉は立て続けにイかされた…!

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