露わになった胸に彼がキスを落とし誰かに直接肌に触れられることなんてなかったから 恥ずかしくて顔が熱くなる。 「あ..い...いずみ、くん...」 どうしたらいいのか戸惑っている間にも シャツは半分脱がされ、胸の突起に彼の舌が触れた。 その妙な感覚は今までに感じた事のない類のもので、 吸い付かれたり甘噛みされると背中に甘い痺れが伝って息が上がってしまう。 「固くなってきた..ここ舐められるの好き？」 そんな事を聞かれても答えられるわけもなく、硝子は体を震わせながら 手の甲で口を押さえて耐えることしかできなかった。 恭介の手は片方は突起を弄りながらももう片手は下へと伸びベルトに触れた。 保健室での出来事が思い起こされ何とか阻止しようと思うのだが こういった行為に慣れているはずもなく、 彼が触れるところがいちいち熱を持ちざわつき、力が入らない。 「ふ...、はぁ..っ」 突起を強く摘まれ、優しく撫でられ それを繰り返されるたびに身体が熱くなり、 じわぁと視界が滲んでしまう。 何だか妙にふわふわして、自分の身体が自分のものではないようだった。 しかし、恭介のキスが下へと向かい腹のあたりに触れた時 硝子ははっとなり斜めになって居た身体を起こした。 いつの間にか下は脱がされ、更には上履きまでなくなって居た。 「えっ、いずみく...」 恥ずかしい格好に顔から火が出そうになりながら慌てて彼の頭を掴むが、 その抵抗も虚しく恭介の唇は硝子の自身に触れそのまま咥えられてしまった。 「ッ...あ、や..だっ、め...」 熱い舌に舐め上げられ、強く吸われ、 やがていやらしい音が室内に響き渡る。 どうにかなってしまいそうな快楽と羞恥と、 がくがく震える身体を保てず硝子は必死に彼の頭にしがみ付いて居た。 「いず、みく、..っ、ぁ..はぁ...ッ」 達してしまいそうな一歩手前でようやく彼の口から解放されたが 片方の足を上げられ、息つく間もなく彼の舌は足の間の蕾へと進んでいく。 硝子は目を見開き、本当に阻止しなければと暴れるのだが 唾液と先走りでドロドロになった自身に指が這いまた力が入らなくなってしまう。