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第147話 あまい。

「..っ、...ふ」 硝子は眉根を寄せて指で唇に触れながら声を抑えているようだった。 胸の突起を舌先で転がし、もう片方はカリカリと指先で引っ掻くように弾いた。 口の中にある彼の突起を、夢中になって吸って舐めてを繰り返す。 「..ぁ..っ、...はぁ…っ」 「…先輩、甘い」 「ふ..、え..?何言って...」 彼の身体は蜜のように甘くいい香りがして 服を脱がしながら余すところなく口付ける。 やがて彼の足の間に顔を埋め、下着をずらしながら彼の中心に口付けた。 自分を感じてくれている彼自身を舐め上げて、手と口で愛撫するととろとろと先走りの液体が溢れてきて それも全部飲み干したくて。 「あ、..っ、はァ...、ん」 彼の足を広げ、唾液で滑らせながら指先を彼の体内へとゆっくり埋め込んでいく。 最初の頃よりもかなりすんなりと受け入れられて、 徐々にスライドを始めながら、彼の自身を扱く手も早めた。 「いずみく..、待っ...いっちゃ..」 彼が泣き出しそうな声を出すが、自身から溢れる液体を飲み下すのに必死だった。 愛しくて愛しくてたまらなくて、酸欠でぼうっとなる頭で無我夢中でしゃぶる。 「..っ、..あ...、ッ、はぁ...」 そうやって激しく動いているとさすがに息苦しくなって 指を奥へと突き立てながら口を離した瞬間、彼の自身が弾けて顔に暖かい液体がぱたぱたとかかった。 恭介は一瞬何が起こったかわからず酸欠でふらふらしながら呼吸を繰り返していると 硝子が泣きながら頬に触れてきた。 「ひっ....す、すみ、すみま...」 脱げかけたシャツで拭おうとしてくれる彼だったが やっと恭介は現状を理解して、顔にかかった液体に触れてすくうとその指を舐めた。 「しまった勿体無い」 ぽつりと変態じみたことを呟くと、 硝子は顔を真っ赤にしてボロボロと泣き始める。 「ごめ...んなさい....っ」 「なんで?嬉しいですよ」 雛瀬先輩に顔射してもらった、という事実がじわじわと迫ってきて のたうち回りそうになったが、恭介は我慢して彼の体内にある指を動かした。 「あー..やばい...俺もいきそう....」 指を動かすとぎゅっと締め付けられて、こりこりとした感触の場所を見つけて弄ると硝子はびくりと身体を揺らす。

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