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第148話 愛しすぎて

「..っ、ア、..ぁ、はぁ...っ」 涙を溢れさせながら、胸の突起もピンと赤く張っていて 先ほど達したばかりの自身もまた硬くなり始め その様を上から観察しながら、恭介は破裂しそうな心臓と酸欠な脳で飛びそうな意識を必死に食い止めていた。 「先輩、綺麗...、えろい、可愛い..」 ぼそぼそと呟きながら三本に増やした指で体内を抉り続けた。 我慢できずに片手で自分のベルトを外し、前をくつろげて 暴発寸前の自身を露わにさせると彼の足を掴んで、そこへと押し付けた。 「先輩…触って」 「..っ、え"..さわるって....」 硝子は目を見開いて自分の足元を見つめた。 足の裏に押し付けられた恭介の自身はどくどくと脈打っていて、どうしていいかわからず戸惑った硝子は思わず爪先に力を込めてしまった。 「あっ、だめいく、ひなせせんぱ...っ」 恭介はぎゅううっと硝子の足を握り締め、そのまま達してしまった。 足の裏で精液を受け止めてしまい、申し訳ないやら恥ずかしいやらで硝子が物も言えず固まっていると 恭介は、フーッフーッと荒れた呼吸を吐き出しながら硝子を見つめた。 「ごめん、..先輩...」 「え...えっと....?」 戸惑っている硝子を見つめながら、恭介はその足に口付けて自分が出した精液を舐めとった。 「い、いいってそんな...っ、…」 硝子は首を振って拒否しようとするが、恭介は構わず指の間まで舐め上げた。 彼の足を汚してしまった。 その背徳感にまた体は高揚する。 「雛瀬先輩...すき、愛してます..好きです」 爪先に口付けながら、想いが口から溢れてしまう。 どれだけ言っても、何にも例えようもないほど、 彼のことが愛おしくてたまらない。 「いずみくん....」 硝子は困ったように首を傾けてこちらに触れたそうに手を伸ばしてくる。 恭介は彼の足をそっとベッドに置き、彼の体内から指を抜いて 彼を抱きしめるように覆い被さった。

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