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Hakoniwa21
指先を頬から唇へ、それから首筋へと滑らせると、宮部は恥ずかしそうに目を瞑った。
宮部の濡れた唇はふっくらと柔らかで、美味しそうで……舌を滑らせ吸い上げたくなる。食べたい。
「キスの練習、するか」
目を開けた宮部が、三上をじっと見つめる。
「舌も使って、気持ち良くして」
悪戯気味に三上が言うと、宮部はおずおずと唇を寄せ、控えめに舌を絡ませた。それに答えるように三上も宮部の舌を絡めとり、ちゅうと吸い上げる。口角を舐め、唇を重ねると、宮部は苦しそうに悶えた。
「ん……んぐ」
「宮部、キスをしている時は鼻で息をしろ。でないと苦しくなるだろ」
「ふぁっ、は、はいい」
宮部の身体は小さくて、薄い。強く抱きしめたら折れてしまいそうだなと頭の隅で思い、力加減に気をつけながら、三上は宮部の身体を引き寄せ、ぎゅうと抱きしめた。
バスルームを出てリビングへ戻ると、食事の準備をすると言って先に出て行ったはずの宮部が、ソファにちょこんと腰掛けていた。
「どうした、疲れたか」
声をかけると宮部は立ち上がり、座ってくださいと言う。三上をソファに座らせると、自分は対面の床に座り込み、三上を見上げた。
「食事の前に、く……口で、させてください」
三上は手にしていたバスタオルを落としかけ、ああ? と声をあげた。
宮部に初めてフェラをさせた翌日から、宮部が三上を口で慰む行為は、眠りにつく前の日課となっていた。それは三上が強制したわけではなく、宮部から申し出たものだった。
とはいえそれはいつも顔の見えない暗闇の寝室の中での行為だ。こんなにも煌々と明かりのついたリビングで、宮部から率先して望んできた事に、三上は驚いた。
更には三上の返事を待たずして、宮部は自ら三上のスウェットを引きおろし、半勃ちのペニスを取り出すと、小さな舌先でちろちろと舐め始めた。
「ゆの……宮部、どうした?」
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