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Hakoniwa24
「お、お腹、苦し……」
「もうすぐ、全部はいるぞ」
「は、はいっ……」
中を擦るように腰を動かすと、宮部の喘ぎ声が変わった。
「ひっ、あ、あ、」
苦しそうに目を瞑る横顔を覗き見ながら更に奥へと押し進め、小刻みに腰を揺する。
「み、三上さん……三上さん……」
「苦しいか? もう少しだ、あと……」
「三上さん、……好き……」
うわ言のように名前を呼ばれ、全身が粟立った。
「好き、好き、三上さん……すき、大好き……みかみさ……」
宮部の体勢を仰向けに返すと、宮部の顔が良く見えた。涙を滲ませながら自分を見つめる宮部の姿が愛しくて、全身が熱くなる。三上は繋がった腰を緩やかに揺すり、擦り付けた。
「ひゃっ、あっ」
宮部の両目から涙が流れ、口元は緩み、唾液が垂れ落ちる。虚ろな瞳で自分を見上げる宮部が、愛しくてたまらない。
身体を寄せてキスをすると、宮部は両腕を三上の背中へ回し、もっとしてとせがんだ。
何度もキスを繰り返す。足りない。もっと、もっと。
結合部を擦りつけ、腰を揺さぶり、宮部の気持ち良い場所を探す。グラインドすると、宮部は大きな声をあげた。
宮部の身体から肉棒を抜き差しする度に水音が響く。緩く突き上げるだけで、快感が身体中を駆け抜けた。
「結音、見えるか……お前のここ、こんなに大きく口をあけて、俺を咥えて締め付けてる」
宮部の腰を引き上げて結合部を見せつけると、宮部の表情がぐしゃりと歪んだ。顔を隠そうとする宮部の左手をふさぎ、シーツの上に縫い付ける。
いやいやと首を振る宮部が可愛くてたまらない。
「み、みかみ、さん……して、ほしい」
「どうした、なにをしてほしい」
真っ赤に潤んだ瞳で見上げる宮部が可愛くて、膨らんだ唇にかぶりつく。水音をたてて口内を犯すと、宮部は息を荒げながらも必死に応えようとする。
「みかみ、さん、お願い……」
「ああ、」
「ぼ、僕のお腹の中にだして……みかみさんの、全部」
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