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身悶えるほどに甘やかしたい<後編> 6
既にグッタリした宮部を再び抱き上げてベッドへ運び、あっという間に組み敷いた。今日一日で何度押し倒したい衝動に駆られたことか。めちゃくちゃに喘がせたくてたまらない。
「み、三上さん」
「なんだ」
「僕だけ裸で、恥ずかしいのですが……」
きゅっとした目で見つめられ、なんだそんな事かと自分の腰帯を解いた。浴衣を脱ぎ捨て、見上げた宮部の唇を強く吸い上げる。
「お前は本当に可愛いな」
宮部の口内へと舌先を滑り込ませ、綺麗に並んだ歯列の上をなぞる。奥歯の裏から前歯の裏まで味わうように舌を這わせた後、宮部の舌を絡め取り吸い上げた。苦しげな声が漏れたが無視して、重ねた唇の角度を変えながら、食い尽くすように口内を犯していく。
唇を離せば宮部の口から唾液が流れ落ち、それをこぼさず舐め取った。
唇から顎、小さな喉仏、首筋から鎖骨へと流れるようにキスを落としていく。最後にちゅうと吸い上げて、赤い花弁を残した。
薄ピンク色の小さな尖端に吸い付くと、薄い身体がビクリと震える。左側を舌先で転がし、右側を指先でこねると、宮部は熟れた声をあげた。
「ふぁっ……あ……」
唇で挟み、乱暴に捻り上げると、更に悩ましげな声を漏らす。尖りはぷっくりと膨れ、愛らしい形をつくった。
「結音は痛くされると喜ぶようになったな」
「ち、ちがっ……あっ」
「違うのか?」
指でこねている方を軽くつまんで引っ張れば、再び濡れた声を漏らす。
下腹部へ視線を流せば、すっかり勃ち上がった宮部の屹立は先端からドロリと液を垂れ流し、無意識だろうか、腰を揺らめかせている。
三上はサイドボードへ置いていたバスタオルと小型のローションボトルを手繰り寄せ、宮部の腰下にタオルを敷いた。そして手のひらに粘り気の強いローション液を搾り出し、宮部の小さな菊門に液を塗り込めながら、指腹でしこりを解すように揉み始めた。
もう何度もしてきた行為なのに、宮部は羞恥の表情を見せる。両腕を顔の前で交差させ、ぎゅっと目を瞑っている。
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