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身悶えるほどに甘やかしたい<後編> 7

「結音、顔をかくすな、俺を見て」  囁きながら、人差し指の先をゆっくりと押し入れていく。入口を押し広げるようにぐるりと円を描きながら内壁をなぞると、宮部の口から吐息が漏れた。  孔の入口はひくついて、待ち構えていたように三上の指を飲み込んでいく。  柔らかく解れてきた尻孔に二本目の指をあてがうと、抵抗も少なくぬるりと入った。水音をたてながら二本の指で中を掻き混ぜると、自ら腰を擦り付けてくる。無意識なおねだりが堪らなく可愛い。三上は口角を引き上げながら宮部の前立腺を探り当て、指腹を押し当てた。 「うっ、あっ」 「結音はここが大好きだな」 「わ、わかんな……あっ!あ、あ、」  外側からも圧をかけると、宮部は足の先までビクビクと震わせながら、反り上がったままの先端から水を飛ばした。それを眺めながら三上は動きを止めず、内と外の両サイドから刺激を強めていく。宮部は焦点の合わない惚けた表情で、口をだらしなく開き喘ぎ続けた。 「そこ、やっ……も、イッたのに……とまら、な……う、うっ」 「泣くほど気持ち良いか、さっきからドライでイキっぱなしだぞ。ほら……腹の上に水溜りが出来てる」 「あっあっ、こんな……外からの、やあっ……」 「結音はすっかり中イキを覚えたな。気持ち良すぎて、俺のものはもう要らないか」  耳元で煽るように囁くと、宮部は虚ろな瞳で三上を見上げた。涙と唾液でぐしゃぐしゃの頬をねっとりと舐めあげると、喉をひくつかせながら、三上の首筋にしがみついてくる。 「やだ、欲しいよぉっ……泰生さんの、ほしい」  名前を呼ばれて、心臓が跳ね上がる。 「お腹の奥まで、欲し……」  喘ぎながら言葉をつなげる宮部の唇を塞ぎ、腹の中を三本の指でぐちゃぐちゃにかき混ぜる。淫らな水音をたてながら、宮部の痙攣は止まらない。  唇を離すと、宮部は泣きながら首を左右に振った。 「やだ、指だけじゃやだ……泰生さんのおっきいの、奥まで挿れて欲しいっ……」 「はは、おねだりも上手になったな。こんなにイキまくっておいて……そんなに欲しいのか」  焦らすように内壁をぐるりとなでつけると、宮部はいまだに痙攣が止まらない身体をよじりながら再び喘いだ。

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