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第18話
次の日、会合の日を決めてそれぞれの組に連絡を入れ、それだけで3時間を潰した。疲れてデスクに伏せているとコンコンとドアがノックされて「はい」と返事をすると鳥居の声が聞こえてきて、勢いよくドアが開きソファーにどさっと座った。
「わーかー!!」
「何だ」
「あれ、疲れてますねぇ〜、コーヒー淹れましょうか?」
「冷たいのがいい」
「はーい」
部屋にあるキッチンでコーヒーをいれてくれる鳥居、そのコップの隣にはコーラを入れている。
「はい、どうぞ〜」
「ありがとう」
「いえいえ、朝から大変だったんでしょ〜?早河さんたちに聞きましたけど、会合も開くって」
「ああ、その電話をさっきな···」
「疲れたならドライブでも行きます〜?」
「それで何かあったらシャレになんねえ」
「え〜、でもずっと部屋にいたんじゃ、息が詰まっちゃいますよ〜」
「だからね?」という鳥居に流されて頷くと嬉しそうに笑って「じゃあ車回してきますねぇ」とコーラを一気飲みして部屋を出て行った。
そのすぐ後、ずっと部屋着でいたから着替えようと思って服を雑に脱ぎ捨ててアイスコーヒーを飲んで、タンスから適当に服を選び、ゆっくりと着替える。
着替え終わったのと同時に携帯が短く震えて、何だ?と確認すると鳥居からの「待ってまーす」という内容のメッセージが来ていた。
早く行こうと財布と携帯だけを持って部屋を出る。
これで少しでも気が晴れたらなぁと思った。
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