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第89話 R18
「も、いいからぁっ」
「んー」
三本目を入れて余裕が出てきて、ゆっくり指を引き抜く。
陽和はボーッとした目で俺を見ては「早く」と小さな声で伝えてきた。
「早く、何だ」
「···早く、ハルの、これ、いれて···っ」
これ、といって触られた見事に勃起してるペニス。服を脱いでモノをそこにあてがうと俺の首に腕を回して「はぁ···」とゆっくり息を吐いた陽和に、グッとモノを押し付けて中に挿入した。
「あ───ッ!あ、あぁぁっ!!」
「はぁ···」
か締め付けてくる中から与えられる射精感を堪えて「待って」と伝えてくる陽和の為に動きを止める。まだ半分程しか入ってないそれをみて陽和が眉を寄せる。
「大丈夫か」
「あ、お、おかしく、なりそ···」
腕に引き寄せられて近づいた顔、そっとキスをすると小さく笑って「いいよ」と耳元で呟かれ、俺はそのまま一気に奥まで挿入した。
「────ッッ!!」
「···っ」
声も出せず達した陽和はチョロチョロと白濁を零して体を震わせる。
「陽和」
「あ、はぁ···っ、はぁ、う、ごいちゃ、だめ、ぇ···」
「動かねえから、ゆっくり呼吸しろ」
正直今すぐにでも動きたいけれど、思い切り入れてしまった手前、待ってやらないと陽和が辛いだけだ。
「き、もち···ぃ···」
そう言って涙を流し笑う陽和にそんな思いも崩れていきそうになるけれど。
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