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第173話 陽和side R18

ハルが俺のを咥えてる。勝手に溢れてくる声を右の手の甲を口に押し当てて我慢した。 ハルがいい所を熱い舌で舐める度に、腰から足がビクビクと震えて恥ずかしい。 「あ、ぁっ、ハ、ル···ハル、イっちゃ、うっ」 「いいよ、出して」 「あっ、あぁ…ひっ、あ───···ッ!」 ハルが俺の吐き出したそれをコクリと飲んで、顔を上げたかと思うとニヤリと笑った。 「濃いな」 「···だ、って、本当、久しぶり、で···」 「可愛い」 頬を撫でられて気持ちよさに目を閉じる。 達した後の脱力感に浸っていると体をうつ伏せにされて四つん這いになる様に言われ、素直に言うことを聞く。 そしたら「いい子」ってハルが褒めてくれるから。 その時、いつの間にかハルの濡れた指が視界に入って、思わず体が震えた。 「後ろ慣らすから」 「···ゆっくりしてください」 「わかってるよ。···力抜いてろよ」 「···んっ、ぅ」 ハルの指が後孔に触れる。 いきなり中に入ることはなくて、周りをマッサージするようにクルクルと撫でる。 「ぁ···ハルぅ」 「いれるぞ」 「うん···っ、ぅ、うぁ···」 「陽和、息詰めんな」 「あ、ぁ···ぅ」 そのまま、中に指が入れられて俺が気持ちよくなるようにって、ハルがいい所を触ってくれる。 「は、ぁ···はぁ···ハル、そこ気持ち···」 「指増やすよ」 「うん···ぅー···っ」 苦しくはないし痛くもない。 久しぶりなのにこんなに気持ちいいのだけを感じられるのは、きっとハルがすごく優しくしてくれてるから。 「あ、んっ、ぁ、ハル、ハル···もう、挿れて···」 「まだダメだ」 「うぅ···ぁ、我慢、できないよぉっ」 「ダメ」 顔だけ振り返ればキスをされて、また気持ちよくなる。 我慢、できない。もう早く欲しい。 「お願い、ハル、ちょうだい···ハルの、挿れてっ」 「痛くても知らねえぞ」 「う、ん···いいから···」 向き合う形になって、足を開く俺の間にハルが入る。 俺の足を抱えたハルは後孔に熱を宛がってゆっくりと入ってくる。 「あ、あ···っ」 ハルは眉間に皺を寄せて何度も「痛くないか」って聞いてくる。いつだってハルは優しい。 「ぁ···っうぅ、あ···イ、ちゃう···」 「いいよ」 ハルが俺にキスをする。 途端、体に快感が走って体をビクビクと震わせながら達した。

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