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第174話 R18

もう何回達したのかわからない。 体は自分のものじゃ無いみたいに、勝手に震えては声が出て、怖くなってハルに手を伸ばそうとするけれど力が入らない。 「陽和···」 「···は、る」 「ごめん、もうちょっと頑張って」 ハルは困ったように申し訳なさそうに笑って俺の中を蹂躙する。 ああもう、気持ちいい。 ハルがキスをしてくれる、朦朧としてくる意識の中でそれを感じて、多分、また達した。後孔が自分でもわかるくらいにうねってる。ハルの形がちゃんとわかって、ギュッと締め付けるとほぼ同時に中に熱を感じた。 ああ、ハルも気持ちよくなってくれたんだ。 「ハル···、眠いよ···」 「ああ。少し寝て、それから風呂に入ろう」 「うん」 隣に寝転んだハルが俺の頭を優しく撫でて、俺は眠気に逆らうことなく瞼を閉じた。 *** 目を覚ましてからハルと一緒にお風呂に入る。 その時も足腰が立たなくて、ほとんどハルに任せっきりで、何だか申し訳ないと思うけれど、ハルの顔を見れば嬉しそうに笑っている。 「···何で笑ってるの?」 「あ?お前が甘えてるところが可愛いから」 「じゃあこれからも、いっぱい甘えちゃお」 俺の言葉にハルはまた笑って俺の体についた泡を落とした後、濡れた肌にキスを落とす。 「上がろっか」 「うん」 「本当はもっと触ってたいけどな」 「じゃあ今日の夜は抱きついて寝てあげる」 ハルに支えられながらお風呂を出ると柔らかいタオルで体を拭ってくれる。抱っこされながら部屋につくといつの間にかベッドは綺麗になっていてそこに降ろされた。 「陽和」 「うん、何?」 「···今、話すことかはわからねえんだけど···お前の兄貴のこと」 「あ、···うん」 「何とか、協力してもらえそうな奴が見つかったんだ。だからあと少し待ってくれ」 「うん。···あの、ごめんね、ハルに頼みっぱなしで」 「そんなこと気にするな」 触れるだけのキスをされて、ついつい笑みが零れる。 好きだなぁ、と思いながらハルの首に腕を回した。

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