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第6話
眉を潜める誠を見ながら、小山はさらに速く扱いて、耳たぶを愛撫していく。弱いところを攻められ、誠は身を捩る。
「気持ちいい?」
「う…あ…」
だんだんと余裕がなくなってきた誠は、小山の腕に爪を立てる。顔はもう蕩けそうに真っ赤だ。
「そろそろ、なの?イキそう?」
「イキそ…」
その時、小山がパッと手を離した。
「…な、 お前…っ」
寸止めを食らわされて、誠は非難の声を上げた。
「このままだと、汚れるから」
そう言うと、下着ごと脱がして誠の下半身をむき出しにした。そして今にも爆発してしまいそうな誠のそれを口に含んだ。
「〜〜!や、やあっ!」
突然のことに誠は思わず、大きな声を出してしまった。小山は気にせず、更に舐めようとした瞬間。
「イクッ!!」
宣言して、誠は身体を思い切り仰け反らして、白濁したそれを放った。その先には小山の端正な顔があり、べっとりと受け止めてしまった。
「あ…あああ、ごめ…!」
そう言いながらも綺麗な顔を自分のもので汚してしまったことに、少し興奮していた。
(変態か、俺)
乱れていた息がようやく落ち着いてきた頃に、小山が顔を近づけて誠にこう言ってきた。
「ねぇ、入れていい?」
自分のモノがついたままの小山を、さすがにまっすぐ見れない。誠は目を背けた。ベッドの下に置いていたボックスティッシュを渡す。
「お前せめて顔、拭けよ!あと、慣らさないと…」
「なにを慣らすの」
渡されたティッシュで顔についたものを拭き取りながら、小山がポツリと言う。誠は小山の方を見て、怪訝な顔をした。
「何ってそりゃ…分かるだろ」
「知らないよ。俺、男とするの初めてだし」
「はあ?!」
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