6 / 20

第6話

眉を潜める誠を見ながら、小山はさらに速く扱いて、耳たぶを愛撫していく。弱いところを攻められ、誠は身を捩る。 「気持ちいい?」 「う…あ…」 だんだんと余裕がなくなってきた誠は、小山の腕に爪を立てる。顔はもう蕩けそうに真っ赤だ。 「そろそろ、なの?イキそう?」 「イキそ…」 その時、小山がパッと手を離した。 「…な、 お前…っ」 寸止めを食らわされて、誠は非難の声を上げた。 「このままだと、汚れるから」 そう言うと、下着ごと脱がして誠の下半身をむき出しにした。そして今にも爆発してしまいそうな誠のそれを口に含んだ。 「〜〜!や、やあっ!」 突然のことに誠は思わず、大きな声を出してしまった。小山は気にせず、更に舐めようとした瞬間。 「イクッ!!」 宣言して、誠は身体を思い切り仰け反らして、白濁したそれを放った。その先には小山の端正な顔があり、べっとりと受け止めてしまった。 「あ…あああ、ごめ…!」 そう言いながらも綺麗な顔を自分のもので汚してしまったことに、少し興奮していた。 (変態か、俺) 乱れていた息がようやく落ち着いてきた頃に、小山が顔を近づけて誠にこう言ってきた。 「ねぇ、入れていい?」 自分のモノがついたままの小山を、さすがにまっすぐ見れない。誠は目を背けた。ベッドの下に置いていたボックスティッシュを渡す。 「お前せめて顔、拭けよ!あと、慣らさないと…」 「なにを慣らすの」 渡されたティッシュで顔についたものを拭き取りながら、小山がポツリと言う。誠は小山の方を見て、怪訝な顔をした。 「何ってそりゃ…分かるだろ」 「知らないよ。俺、男とするの初めてだし」 「はあ?!」

ともだちにシェアしよう!