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第33話

「あ、来るッ! また、イッちゃうぅう!」  智樹にずぶずぶ突かれながら、茉以は痙攣した。 「ぐちゃぐちゃだよ、茉以」 「ごめん! でも、でもぉ! 我慢できないッ!」  びゅッ、と放たれた茉以の精は、智樹の腹まで飛んだ。  一突きごとに、何度もイッている感じだ。 「も、ダメぇ……。あ、はぁッ! まだ、突かないでぇえ!」 「でも、イッてる時に突かれるの、好きだろ?」 「んあぁ。何でそんなこと、知ってるのぉ」 「見てれば解るよ」  可愛いな、茉以。  丸ごと、好きになった。  その心も、身体も。 「好きぃ! 智樹ッ! 好きぃい!」 「俺も、好きだよ! 茉以ッ!」  さらに奥深くを速く激しく貫き、智樹はようやく自らを解放した。 「あ、んぁあ! はぁ、あぁあん!」 「茉以……!」  二人で交わり、固く抱き合った。  何もかもが熱く、溶けそうだった。

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