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4.だってしたかったんだもん

 我ながら完璧な計画だと思っていた。絶対に誰にも知られずに岡のイチモツを受け入れて、それで満足する予定だったのだ。  宴会場でこっそり岡のグラスに例の薬を入れ、飲んでぐでんぐんでんに酔っ払うのを確認し、 「大丈夫かー? 飲みすぎだぞー」  と気のいい先輩のフリをして部屋に運んだ。一度そのまま眠ってしまえば朝までぐっすりなのは親友が確認してくれた通りである。他の同室のメンバーが戻ってきて就寝したのを確認してから鍵をかけ、トイレや部屋付の風呂場を使って自分の準備をする。 「……んっ、これでキレイになった、はず……」  念の為眠っている同室のメンバーに鼻から吸うタイプの睡眠薬を嗅がせた。  岡が性病を持っているとは思えないし、俺も持っていないはずだがエチケットとして自分自身と岡自身にもコンドームを被せる。そうしてローションでほぐした中に岡自身を受け入れた時、とんでもないことが起こった。  そう、岡が目を覚ました(?)のである。  しかもあろうことか岡は俺の太ももを上からぐっと押さえ、ずんっ! と俺を串刺しにした。 「あっあーーーーっ!?」  尻穴の奥に衝撃が走る。そんな奥まで開かれたことがなかった俺はあまりの圧迫感に涎を垂らすことしかできなかった。 「なんで先輩が僕の上に乗っかってるんですか?」  そう言いながら岡は奴自身で俺の中をぐりぐりと抉る。 「あっ、動かす、なあっ……!」  とにかく圧迫感がすごい。奥まで突き入れられた為、入口は限界まで広げられている。岡が腰を揺らすたび入口がきゅんきゅん疼いてたまらなかった。そう、俺は前立腺でも感じるが入口を拡張される感覚でも気持ちよくなってしまうのだ。 「で? なんで先輩が僕を逆レイプしてるんです?」 「ああっ!?」  岡が上半身を起こしたことで角度が変わり俺は身悶えた。もうなんていうか巨大なイチモツで貫かれているというこのシチュエーションだけで感じてしまう。シーツをぎゅっと掴んでいる手を取られ、指に歯を立てられた。 「っっっっ!?」 「先輩?」  低く、色を含んだ声と俺に向けられる流し目がメチャクチャエロい。顔がカッと熱くなった。片方の腕がいつのまにか俺の腰に回され、つながりながら尻をやわやわと揉みはじめる。 「あっ、岡……」 「いつから僕のことをそんな風に見てたんですか?」 「……っっ! わ、かんな……」 「しょうがない人ですね。せっかく我慢していたのに」 「ああっ!?」  岡の指先が岡自身を受け入れている尻穴の周りをなぞる。俺はそれにすら感じてしまいびくびくと身体を震わせた。 「気持ちいいんですか? じゃあ手加減しませんよ」  不穏なことを言いながら岡はそのままゆっくりと身体を前に倒し、いろいろ微調整しながら俺に覆いかぶさる形になった。つながったまま体位を変えるのはたいへんだったと思う。俺も角度が変わってびくびく感じまくりだし。 「……ふう」  岡がまた身体を起こした。 「ああっ、だからぁ……」  中で納まる角度が変わるたびに俺は身悶えることになるのだ。なんというかもう岡の意地悪~と文句を言いたい心境である。 「お待たせしました。逆レイプするぐらい僕に犯されたかったんですから、責任とってくださいね」 「え……あっ、あーーっあーーっっ!?」  にっこりと笑みを浮かべた岡は、みっしりとうまった岡自身を少し抜き出すと、そのままずんっ! と勢いよく中へ突き入れた。俺はその衝撃に背筋をしならせ、イッてしまった。 「もうイッちゃったんですか? こんなに先輩がスキモノだったなんて知りませんでしたよ」 「あっ、あっ、動かし、ちゃ……あっ、あっ……!!」  俺がイッたばかりだというのに岡はずんずんと激しく腰を使い始めた。入口を広げながら出し入れする刺激と中から前立腺をさすられる感覚に口を閉じることができない。男のイチモツを受け入れるのは初めてのはずなのにすごく気持ちよくて、俺はひたすらに喘がされた。  岡が一度イき、ずるりと岡自身が引き抜かれる時もびくびくと感じてしまう。  岡は手馴れた仕草でコンドームを替え、俺の緩んだ尻穴を指でいじりはじめた。 「あっ、あっ……」 「ほら、なんでこうなったのか説明してくださいよ」  岡は容赦なく俺の尻穴に指を三本入れてぐちゅぐちゅといじりまくる。 「あっ、岡が、好き、だからぁ……」 「それで薬を使って逆レイプですか。そんなことをしての恋人になれると思ったんですか?」 「一回、で諦め、るつもり、で……」 「ふうん……」  岡は不機嫌そうな声を上げると、指を抜き再び凶悪なイチモツを俺の中に突き入れた。 「ああああっっ!?」 「こんなにおいしそうに俺を受け入れてるのに、一回で我慢できるんですかッ?」  ぞくぞくとした快感が背筋を昇る。 「それともセフレがいるんですか? こんなに具合がいい穴になるまでどれだけ犯されてきたんですか?」 「あっ、あっ……ふかぁっ……!」  ずんずんと突き入れられるイチモツが俺の中を蹂躙する。奥の奥まで広げられる快感に「もっと、もっと」と思う。 「ああああんっっ!」  とにかく感じすぎてしまい、聞かれるがままにいろいろ答えてしまった俺は翌朝あまりの羞恥に蓑虫になった。  基本夕食時以外は自由行動ということもあり、俺は岡と共に部屋に残ることにしたのだった。

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