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51.今夜も後輩の家でお泊りデス
金曜日はどきどきでうっきうきな日だ。(意味わからん)
毎日会社に行けば岡に会えるし、昼食も一緒だがそれだけではもう満足できない。
岡には昨夜のうちにLINEを入れ、くだんの大学入学予定者が引っ越してくるこないに関わらず引っ越すつもりであることを伝えた。岡は我事のように喜んでくれた。早ければ年明け二月頃、大学入学予定者君がこなければ来年中に家を引き払うつもりである。しかし名称がややこしくて困る。仮にA君としよう。
A君は冬休み中に東京に出てきてうちを見るらしい。それまでに家を大掃除するつもりだ。それについて岡と安田も手伝ってくれると頼もしいことを言ってくれた。
「さすがに汚部屋じゃ借りようとは思わないだろうしな」
決して汚部屋と呼ばれるほど汚いわけではないが、雑然としていることは認める。岡の家とはえらい違いだ。とはいえまだ時間があるので来週の土日に行うことにし、今週はいつも通りだ。
金曜日の今日も今日とてできるだけてきぱきと仕事を終わらせ、余分な仕事は笑顔でかわし残業はせいぜい1時間程度で会社を出た。やる気があるんだかないんだかわからないかんじである。
「お、長井じゃん。時間あるなら合コン行かないか?」
出たところで岩水に声をかけられた。中島たちも一緒にいる。中島たちはあからさまに嫌そうな顔をした。
さっそく岩水が合コンのセッティングをしたらしい。人脈が素晴らしくて何よりである。
「悪いけど年末の準備で忙しいんだ。楽しんでこいよー」
ひらひらと手を振って断わる。どうやら一人どうしても行けない奴がいるようだ。ご愁傷さまである。
「おー、がんばれよー」
岩水は残念というように肩を竦めた。中島たちのほっとしたような顔が面白い。どーせ俺が行ったところで何も変わらないと思うけどな。
足早に駅に向かい、ぼーっとしているとほどなくして岡がやってきた。
「お待たせしました。今頃合コンって、ヒマなんですかね?」
岡もどうやら声をかけられたらしい。
「ヒマなんだろ」
クリスマスまであと二週間弱。それまでに彼女を作ってクリスマスイヴを共に過ごすなんてできるのだろうか。それとも寂しい者同士とりあえずクリスマスイヴは恋人と過ごしたよと言いたいが為の集まりなのだろうか。それはそれでどうなのかとも思うが、そのまま愛が芽生えて結婚までゴールインする可能性もある。やる気がないよりはあった方がいいだろう。
岡の最寄の駅まで移動して安田と合流した。
「明日は内覧に付き合わないといけないんだ。だから朝には出る」
「たいへんだな」
「お疲れ様です」
安田は珍しく明日仕事らしい。その代わり明後日休むとのことだ。
「すぐ代わりに休めるっていいよな」
「基本家族経営だからな。融通は利くさ」
安田のオヤジさんはなかなかのやり手で、売ると決めた物件はしっかりと売り切るらしい。そういう勘のようなものがないと生き残るのは難しいのだろう。
「でしたら今夜は安田さん主導でどうぞ」
「おう、望むところだ」
安田は俺の尻穴を延々犯していたいと言うし、岡は安田に犯されている俺を見ていたいというし、なんというか利害が一致しているのがおかしかった。
居酒屋で夕食を済ませ岡の家に移動すれば、お茶を淹れてもらうのもそこそこに俺は中の洗浄をしにいく。その間岡たちは俺のスマホを見ていた。
実は昨夜のチクニーの様子を録画しておくように言われていたのだ。タオルを腰に巻いた格好で寝室に向かうと、安田に激しく唇を奪われた。
「んんっ……」
「先輩、ちゃんとチクニーしてたんですね。えらいです」
背後から首にちゅ、ちゅと口付けられる。岡がうっとりしたようにそう言いながら俺の両方の乳首を摘んだ。
「今日もいっぱい可愛がってあげますね?」
「んんんっ……」
腰に岡のイチモツがぐいぐいと押し付けられた。このまま貫かれたらどうなってしまうのだろう。尻穴が期待してきゅううううんと収縮した。
安田に舌を絡め取られ、唾液を吸われながら岡に乳首をくにくにといじられる。やっぱりチクニーじゃだめだ。二人の手でないとここまで感じない。俺は二人にいじられることの気持ちよさを再認識しながら安田に縋りついた。
「んっ、はぁんっ……」
「智、どんどんエロくなるなー。一日中ケツマン犯してやりたくなるぜ」
「ケツマンというより先輩のここはもうメス穴ってかんじですよね。ちんちん入れて欲しいですか?」
首をはむはむされながら岡のイチモツをぐいぐい押し付けられる。もう二人のイチモツでぐっちゃんぐっちゃんにしてほしくてたまらない。
「んっ、してっ、安田と岡のでっ……」
「二本欲しいとかマジで淫乱だなー。智すっげエロい」
「今夜もたっぷりメス穴で俺たちのちんちん受け入れてくださいね」
二人とも上機嫌だ。淫乱、とかメス穴とか言いながら俺を蔑む色は全くない。二人もまた俺の尻穴に夢中だ。
「シャワー浴びてくるから、智のメス穴ほぐしといてくれ」
「わかりました。すぐに入れられるように広げときますねー」
「よろしく」
安田が寝室を出て行く。俺は岡に促されるままベッドにうつ伏せになり、肩越しに期待の眼差しを岡に向けた。
「もう先輩ってば勃ってますね。かわいい」
そう言いながら勃ち上がってきている俺自身にコンドームを被せ、そして俺の尻の間に顔を埋めた。
「あっ……」
「先輩のメス穴、すっごくひくひくしてますよ。後で僕にもたっぷり犯させてくださいね」
「ああっ……」
尖らせた舌が俺の尻穴に突き刺さる。俺はあまりの期待にまた尻穴をきゅんきゅんさせるのだった。
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