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54.ま、気持ちいいし(完結)
「あんっ、あんっ、あんっ……ふかっ、ふかいってっ……ひぃいいいんっっ!!」
中のローションはかきだしていなかった。穴に直接ローションを追加で流し込まれ、ディルドでずぼずぼと慣らされる。そうしてまた拡がったと思ったら安田に抱えられて駅弁状態にされた。俺がどうしようもなく乱れまくるのが安田的にイイらしい。尻穴への負担が大きすぎるからもう少し自重してほしかった。
少しでも尻穴への衝撃を逃がそうと安田にぎゅうぎゅうと抱きつく。安田が少し動くだけで中を抉られるのがたまらなかった。
「僕ももっと鍛えなきゃですね。先輩すっごくかわいいです」
「あっ、んっ、はぁっ、あんっ、あんっ……!」
「岡も智で駅弁したいのか?」
「できればしたいですね。感じまくってる先輩最高ですから」
「だよなー、よっと」
「ひぃいいんっっ!?」
抱えなおされてずぶぶん! とまた深く入れられた。安田自身はいったいどれだけ長さがあるのだろう。(ただの錯覚です)
衝撃に何度も軽くイキながら、また安田に壁に押し付けられてがんがんに突かれまくる。涙も涎もだらだら流れて止まらない。この絶倫め。
安田はイッても俺を放さなかった。一旦抜いてもコンドームを換えて今度はベッドでずぶずぶと貫かれる。背面座位で奥までずっぷり入れられながら、首筋を甘噛みされ乳首をぐりぐりといじられた。
「むりっ、もう、むりだからぁっ……!」
「何言ってやがる。この淫乱メス穴は喜んでるじゃねえかっ!」
「あああああっっ!!」
気持ちよすぎて無理。しまいには岡が俺自身咥えちゃうし。首筋も責められたらもう四点責めだ。もう俺の顔なんて二目と見られないぐらい蕩けてるだろうに岡はすごく嬉しそうだった。
「先輩がめちゃくちゃ感じてる姿、すごくかわいいです……」
うっとりして言われるから俺も余計に感じてしまう。
「明日もいっぱいこのえっろいメス穴で気持ちよくなってくださいね」
イキまくり、安田にやっと解放された後、岡のぶっといのでまた犯された。
「ああんっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
尻穴が限界まで広げられ、岡が動くたびに前立腺をごりごり抉られる。俺自身からはもうだらだらと精液がこぼれ、イキ続けている状態だった。
「やっぱ智はサイコーだよな。いくらヤッても感じまくるだけだし。手加減しなくていいってのがたまんねえ」
いや、少しは手加減しろって。
「そうなんですか? 女性って自分から濡れるわけでしょう?」
ごりごりと俺の中を抉りながら岡が首を傾げた。
「それなりに前戯しなきゃ濡れねえよ。いきなり入れて濡れてきたから感じてるとかありえねえし。あれは身体を守る為に出てくるもんだしな。女は体力ないし、まんこの中もそんなに長さがあるわけじゃない。さすがに気は遣うさ」
安田は苦笑してそんなことを言った。確かにAVとかだとすぐあんあん言ってるけどああいうのは演技だろうなと思う。俺よりも小さくて筋肉もあまりないんだから気を遣うのは当然だ。女性の身体のことも考えている安田に俺は好感を持った。
「女性もいろいろたいへんなんですね。やっぱり先輩が一番です。僕のをおいしく飲み込んでくれるし、安田さんに抱かれているところも見せてくれるし。一生放しませんから覚悟してくださいね」
「あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」
俺ももうアナニーじゃ満足できないから責任取ってもらえないと困る。
「ひいいいいんっ!?」
安田が俺自身を咥え、じゅるるるっと吸った。敏感なのだからそんなことはやめてほしい。そうじゃなくてもイキまくってるのに。
岡がイッた後ようやく俺は寝ることができた。明日は日曜日だからまた一日中尻穴は開きっぱなしになるのだろう。想像しただけでぞくぞくした。
日曜日、俺は昨日の詳細を聞いた。
安田を指名して日曜日に物件の案内をさせた客がいたことは間違いないが、終って店に戻ったら珍しく父親に食事でもどうかと連れ出されたらしい。
ホテルのレストランに連れていかれてようやく見合いだと知ったという。
相手は母親の友達の娘さんだった。どちらも乗り気じゃないところを連れ出されたようで、食事をしてホテルの庭を散策した時にお互い断わるということで一致したらしい。
「母がごめんなさい。でもいい話の種にはなりました。ありがとうございます」
娘さんはそう言って晴れやかに帰っていったそうだ。
お互い昨日のうちに断わると連絡したせいで、安田のスマホが何度か鳴った。
「だから結婚する気はないっつってんだろ! 俺一人ぐらい独身でもいいじゃねえか!」
独身でもいいかもしれないけど、尻穴を犯されてあんあん言ってる奴と同棲するつもりとかやヴぁいのでは。
「今は一生独身でもおかしくはないですしね~」
岡はすでに家族にカミングアウト済みらしい。父親が亡くなってから母親と弟に告げると、弟からは絶交されたという。
「先輩のお宅には一度ご挨拶に伺わないといけませんよね」
「そうだな。岡の家に引越してくるんだもんな」
なんだか外堀内堀埋められて選択肢がなくなっているように思う。でも岡のことが好きだし、安田とも一生親友だと思っているからこれがベストなんだろう。
今年は妹の受験があるから年末年始は帰ってくるなとも言われているので、岡としっぽり過ごすのは確定だ。
「僕たちなしじゃいられなくさせてあげますので」
にっこりしてそんな不穏なことを言う。
「手加減してくれよ?」
「善処します」
それ全く手加減する気ないヤツだ。
全然未来は見えないけど、好きなんだからしょうがない。
安田の電話が終ったらしく、いきなり抱き上げられた。
「ああ忌々しい、智、ヤるぞ!」
「え」
「どっちが慣らします?」
「えええ」
やっぱり俺は二人にヤられる運命らしい。
―ま、すっごく気持ちいいからいいけど。
おしまい。
この後補足番外編とか腹黒岡君視点とか載せる予定ですが、ここで本編は完結です。
はっちゃけエロエロBLストーリーにお付き合いいただきありがとうございました!
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