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週末 2
「俺んトコは寮みたいなもんだからダメだっていってんだろ、上も下も右も左も同じ職場の人間なの。うち来ても絶対俺に触らないなら来てもいいけど。好きだの会いたかっただの、恋人風吹かせた会話もナシだぞ」
語気を強めて言い切り正面から見据えると、ハルはしょんぼりと肩を落とし、怒られた犬みたいな顔で俺を見つめ返した。
「なんだよ、そんな顔したって効かねぇぞ」
「ごめん」
そんな顔されても困る。俺だって意地悪でこんな事言ってる訳じゃない。
「だから毎回俺がこっちに来てるんだろ」
「……ごめん」
ハルは小さく呟くと、もう一度両腕で俺を抱きしめた。でも今度は痛くない。頬を摺り寄せ、俺の身体を労わるように優しく包み込む。俺もハルの背中に腕をまわして、ぽんぽんと軽く叩いた。
わかってくれたかと安心した直後、突然床に押し倒された。齧り付く勢いのキスの嵐。激しく口内を犯され、舌を絡めとられて息も出来ない。何でこいつはいつもこう、突然スイッチが入るんだ。
「はっ……んぅ、やめ」
左手で俺のシャツを捲り上げ、右手でベルトを外しながら、噛み付くようなキスで攻め立てる。覆い被さる身体を押し返しても、まるで効きやしない。
「んっ……ハ……」
まだテレビが。
もがいても一向に剥がれる気配がない。こんな時、ハルのでかい図体が憎たらしくなる。
パンツまで引き下ろされて、露わにされた半勃ちの息子。やわやわと扱かれ始め、親指で先端を押し潰されれば、滑りを帯びた液がトロリと垂れ落ちる。それを親指で塗り広げられて、吐息が漏れた。
「うっ……」
「可愛い、省吾のここ、すぐ反応してくれる」
身体は反応するけれど、今はそれよりテレビが見たい。
「テレビ……」
「省吾、駄目。今は俺を見て?」
ハルの指がトロリと溢れた蜜を撫で、ねっとりと引き伸ばしていく。陰嚢を弄られ、会陰を刺激されて、肌が粟立ち、身体が震えた。
「はぁっ……ん」
気持ち良さに思わず声を漏らすと、ハルは嬉しそうに微笑み、左胸の尖りを口に含んだ。
焦らすように舌で転がされ、耐え切れずハルの頭を両手で抱きしめる。気持ち良さに流されてしまう。
「ん……あっ」
チュウと吸い上げられて身体を震わせれば、今度は甘噛みされて、全身に痺れが走る。
噛んで、舐めて、吸い上げて。
膨らんだ乳首を舌で転がされ、堪らず腕で顔を覆うと、その腕を剥ぎ取られた。
「駄目。隠さないで」
「っ……しつこいっ……!」
「気持ち良くなっちゃってる省吾のやらしい顔、ちゃんと見せて?」
言い返すよりも先に唇を塞がれ、ハルのしなやかな舌先は俺の歯列の裏側を滑り、上顎を撫ぜる。
「はっ……あっ……」
すっかり反り上がった俺の息子は蜜で溢れ、ハルの長い指で滑らかに扱かれながら、体積を増していく。こうなったらもう、完全にハルのペースだ。
耐えきれずに両腕をハルの首筋に回し、舌を絡めてキスを求めた。
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