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サビシイ 9

「あっ」 「ここ、1番好きだよね」  指腹で前立腺を叩かれ、ビクビクと痙攣する。すっかり勃ちあがった屹立の先端からは、液体がトロリと溢れだした。 「ん……ふっ……」 「なんで我慢するの? 声出して、聞かせて俺に」 「や、だ……むかつく……から」  うつ伏せに押さえ込まれた状態のまま、精一杯の意地を張り、声が漏れないように唇を自分の腕に押し当てた。 「省吾、何してるの。そんな我慢、通用しないよ?」  ハルは右の指先で内側から前立腺を刺激し、更に左の指腹を使って外側からも刺激を与え始めた。 「な、なにっ、や、あ、ああっ」 「ほら、我慢なんて出来ないよね。もっと可愛い声聞かせて」 「それ、やめ……やだ、やだっ、ふぁ、あっ」  緩んだ口元から唾液が垂れ落ちていく。声をあげ身をよじり、際限なく湧き上がる快感に耐え切れず、だらしなく声を出し続けた。 「ふふ、省吾の先っぽ、ドロドロになってるよ」  ハルは俺の背中に身体を寄せると、既に硬く反り上がっている俺のものを握りこみ、親指の腹でで先端を押し潰すように弄り始めた。ダイレクトな刺激に、頭がチカチカする。前も後ろも攻められて、もうどうしたらよいかわからない。涙が滲み、目尻から流れ落ちた。 「まだだよ」  ハルの吐息が耳にかかり、それから耳穴に舌先を押し込まれ、ぐちゃぐちゃに嘗め回される。 「省吾をこんな淫乱な身体にしたのは、誰?」 「んあ、あ、あ」 「尻穴弄られて、こんなに硬くして、腰までふってる」  涙が溢れる。ハルの舌先が涙を舐めとり、頬にキスを落とす。俺の身体をこんなにした奴なんて。 (お前しか、いねぇよ) 「省吾……好きだよ」 「くっ、あっ……い、いくっ……」 「省吾」 「んぅ……ああっ……!」

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