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冬の夜をきみと~メリー・クリスマス~ 4
やがて柔らかく解れた入口は俺の指をゆっくりと飲み込み、指腹で内壁をぐるりと撫でつけると、省吾の口から吐息が洩れた。
「あっ……」
滑らかな肌に舌を這わせ、胸の尖りを舌先で丁寧に舐めて、吸って、甘く噛み左右に揺らすと、俺の背中に回された省吾の腕に力が入った。
「ふっ……う、」
「省吾、声を押し殺さないで、俺に聞かせて」
「っ、やだっ……」
下の口で指を締め付けられて、俺の全身が奮える。
時間をかけて解した省吾の身体を、根元まで入った二本の指で掻き混ぜると、省吾はぎゅっと目をつぶり荒い息を繰り返した。
「ん、はっ、はっ……」
「ゆっくり、息をはいて、我慢しないで」
耳元で囁いた後に耳穴へ舌を押しこみ、わざと水音を立てて刺激を与えると、省吾は逃れるように身体をよじった。逃がさないように、左手で省吾の頭部をしっかりと抱きしめれば、いやいやと首を振る省吾。
「ひゃっ、あ、……っ!」
指を咥え込む力が強まり、省吾の身体がビクビクと震える。
「力を抜いて、俺の指の動きだけ感じて」
「む、りっ……苦し……」
下の口からわざと水音をたてる度に、省吾の身体は熱を帯び、緩んだ口元から微かな喘ぎ声を漏らす。
腹側の内壁を指の腹で軽く押し撫でた時、省吾の腰がぐるりとうねり、うっと呻き声をあげた。
「うぁ、なに、そこ、さわんなっ……」
「ここ、気持ちいい?」
「まっ……や、め、やだっ」
「目を閉じて、俺の指だけ感じて」
「やめ、へ、へんになるっ」
「大丈夫、気持ち良くなるよ」
前立腺を刺激しながら、蜜を零して揺れる省吾のものを左手で包み、ゆっくりと扱き始める。
「見ていてあげるから、いっちゃえ、省吾」
前立腺を擦りあげるたびに、省吾の息があがっていく。固く反りあがった省吾の屹立も同時に扱いて快感を促してやると、卑猥な声をあげた。
「んっ、あ、あ、あっ……きもちいっ……」
「うん、気持ちいいよね、省吾のここ、ぐちゃぐちゃだよ」
「い、うなっ……!!」
のけ反る省吾の頬に手をあて、唇を塞ぐ。省吾の熱い舌に舌を絡め、強く吸い上げれば苦しそうに息を吐いた。脈打つ真っ赤な後孔は卑猥な水音をたて、省吾は腰をゆるゆると揺らした。
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