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愛はどうだ 11

 胸の先端をペロリと舌先で舐められて、ピクリと揺れた俺の身体を嬉しそうに見下ろした後、今度は唇で挟み込み、はむはむと食された。くすぐったくて身をよじれば、もう片方の先端を親指と人差し指で摘み上げられ引っ張られて、痺れる痛みに思わず声が漏れる。 「んぁっ」 「俺も、省吾の地元に行きたい」  ぽつりと呟かれ、は、と聞き返した俺をハルは優しい瞳で見下ろした。 「すぐじゃなくても、いいから……挨拶させて」  気が付けばパンツごとズボンを下ろされ、下半身裸の可哀相な俺。いつのまに。寒い。布団に入りたい。いやそれよりも。  硬くなった息子を口に含まれ、思わず声が漏れる。   (いま、ハルなんて言った?)  挨拶……挨拶?  って、あの挨拶? 「ハル……う……はぁ」  駄目だ、気持ち良すぎる。  また、ハルのペースだ。いつも……。  ジュルジュルといやらしい音を立てながら口を上下させ、舌を絡み付けるハルの動きに俺の息は上がっていく。 「ん……ハ、ハル」  上目遣いで俺を見上げるハルは確実に笑みを浮かべていて、その色気溢れる表情に目が眩む。 「やば……いく」  堪えながら搾り出した声に、ハルはコクリと頷き、更に激しく動きを繰り返した。 「ああっハルっ……」  ハルの頭を両手で押さえ付け、柔らかな髪に指を絡めながら、ハルの口内に熱を放った。

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