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ハピハピ・ニューイヤー(社会人四年目:年末)1
◇◇◇
「ん……あ、あ」
「うん、ここだよね」
「やっ……あっ」
根元まで入った2本の指を締め付けているのがわかる。
「省吾……キツイってば」
ぐいと更に押し開かれ、3本目が入り込んできた。
「くっ……」
無意識に奥歯を噛み締め、ギリリと音を立てた。
「省吾のココ、3本も咥えちゃった」
嬉しそうなハルの声とさらに追加されたローションのいやらしい音が部屋に響く。
「はぁっ……あああっ!」
激しく掻き混ぜられ、奥を引っ掻かれ、快感に耐え切れずガクンと膝から落ちた俺の腰を、ハルは片手で捕まえ再び引き上げた。
「膝、立てて省吾」
「んぁ……力、入ら……」
「もう我慢出来ない?」
尚も指を突き動かし、入口の内壁を何度も爪で引っ掻きながら俺に問い掛けるハル。
入れて欲しいなら口で言えと指が言う。
「い……は、やく」
「早く?何を?言わなきゃわからないよ」
なんつー性格の悪さ。
わかってて焦らして恥ずかしがる俺を見て楽しむとか、ムカつく。
「く……ハ、ルの」
「聞こえない」
「っ……ハルのっ!……はやく……」
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