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ハピハピ・ニューイヤー 5

 テレビからは賑やかな音楽が流れだし、ハルは俺を真っ直ぐに見つめると、嬉しそうに目を細めグラスを掲げた。  そんなハルをみて俺も何だか泣きたくなる位嬉しくなって、瞬きを数回し、グラスを手に取る。 「明けましておめでとう」  はにかんだ笑顔のハルとグラスを交わし、冷えたビールを喉に流し込みながら。  今年も一緒に……いられますように。  ささやかでひそやかな願いを、心の中で呟いた。 <終> ◇◇◇  一年の終わりと一年の始まりを  きみと過ごせる  ささやかで  最高の、幸せ。 ◇◇◇◇

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