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スイートバレンタイン 6
頬についたクリームに気付き、可愛くて思わず顔を寄せペロリと舌で舐め取った。
「わっ、何だよ」
「クリームついてた」
「だったら口で言えっ」
恥ずかしそうに顔を赤くした省吾が堪らなく可愛くて、そのまま押し倒して唇を塞ぐと、くぐもった声が上がった。
食べ途中なのにと怒っているんだろうか。
眉間にしわを寄せて俺を睨む省吾も可愛い。
省吾のTシャツを捲り上げてからケーキのクリームを指で掬い、現れた薄ピンク色の尖りに塗り付けそれをねっとりと舐めてみれば、省吾の身体がビクリと跳ねた。
「な、何す、」
「甘い」
「アホかっ」
「うん、たまにはいいよねこんなプレイも」
「よくなっ……!」
省吾をこたつから引きずりだしてスウェットをパンツごと引き降ろし、風呂上りの香りを漂わせる肌を露出させると、寒いと非難の声が上がた。温かい肌に頬を摺り寄せながら、ふふふと含み笑いを漏らす。
「大丈夫、あっという間に暑くなるよ?」
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