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きみといつまでも 5
容赦無く文字通りガツガツに喰われて指の先にも力が入らなくなった頃。
まるで水を浴びた位に汗だくになってしまうと確かにもう暑さなんてどうでも良くなってくるもんなんだなと、さっき聞いたハルの言葉をボンヤリと頭の隅で思い出しながら天井を仰いだ。
汗とかもう色んなものにまみれた俺を、ハルは愛おしげに抱きしめる。
それをくすぐったく思いながら、同じように汗にまみれたハルの身体に肌を寄せ、胸にキスの跡を残した。
バスルームでその跡に気付いたハルの、異様なまでのテンションの上がりっぷりに俺の心が若干引いたのはこの後の話。
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