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きみといつまでも 7

◇◇◇  その夜。  無事に直ったエアコンをこれでもかとガンガン効かせたら、効かせすぎたらしい。仕事部屋に篭っていたハルが寝室へと足を踏み入れるなり、何だコレはとキレだした。 「直ったからって効かせ過ぎだろ。そんなに布団にグルグル巻きになって、何度に設定……十八度!? 何を考えてるんだ、エコじゃない事をするんじゃない」  そうだった、ハルはエコを心掛ける人間だった。  俺なりにほんの少し反省しつつ布団の中から顔だけ出して、プリプリしながらエアコンの設定温度を上げるハルに声をかけた。 「ハル、早くこっちこい」 「なに?」  モソモソとベッドへ潜り込んできたハルの隣に擦り寄ってみる。  あ、風呂上がりでポカポカしてる。  パジャマの中へと腕を差し込み、肌に直接腕を巻き付けて抱きついてみると、ホッカイロみたいで心地よい。 「……何やってるの?」  呆れ声の中にも、少し機嫌を良くしたらしく、ぎゅうと抱きしめ返された。  そのままハルの体温を感じながらウトウトと眠りについた俺は、その時ハルが何を考えていたなんて考える事もなく。

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