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第7話
蒼の美味しい手料理をお腹いっぱい食べ、皿などの片付けを一緒にし終えてると、キスをしながらそのまま一緒にお風呂に入った。
「……蒼、自分でやる…よ…。恥ずかしい…。」
シャワーの落ちる水音が浴室に響き、もくもくと湯気が立ち昇る中で自分は浴槽の端に腰を下ろして白い太腿を露わにして、大きく股を開いていた。
蒼は自分の硬くなったものを扱いては、根本を綺麗に剃刀で剃っている。ふるふると蜜を垂らしながら勃つ陰茎の先端を指先で撫でられ、甘い悦楽が蕾をひらくように湧き出てくる。
「……んっ…あぁッ…。」
「……駄目だよ、皐月。………動いたら刃が当たる。君のこの白い肌を傷つけたくない。」
目尻に涙を溜めて、跪いている蒼を見下ろすと、蒼は優しく微笑みながらまた根元部分に剃刀の刃を当てる。毛もない筈なのに、泡と共に擦り合わせるように綺麗に当てて仕上げていた。
元々下の毛が薄いのを気にしていたが、数日前に、海外では自分で整えるらしいよと、蒼にうっかり話したのがそもそもの間違いだった。
蒼は瞳を輝かせて、『危ないから僕が剃ってあげるよ!』と剃刀を片手に風呂に連れて行かれ、笑顔でソープを泡立てる蒼を呆然と眺めながら、急に変な方向になったなと焦っていると、何故かあっという間に全部剃られるという事態になった。
ちょっとだけ整えるならまだしも、深いキスをされて微睡んでいる時に手際が良いせいか、目を瞑ってると、一瞬で全ての下の毛が無くなってしまったのだ。驚いて目を見張って、嬉しそうな蒼を横目に、唖然としながらツルツルになった股間を見下ろした記憶がある。
そこから頑張って生やしても、『蒸れるし、剃った方がいいよ』と、蒼はニコニコと楽しそうに微笑んで剃刀を用意し、一緒に風呂に入っては、愛撫を繰り返すと短い草叢に剃刀を当てるという楽しみが出来たように見えた。
「……ッ…蒼、もう何もない…よ…ッ…。」
「皐月、ここは誰にも見せないでね。見せたら浮気だよ…。」
優しく剃った部分を撫でて、顔を近づけると舌でザリつく肌を舐められ、ぴくぴくと躰が反り返る。早くイきたくてしょうがないのに、そこばかり執拗に弄ってくる。
「……浮気なんてし…ないよ…ァッ…。」
絶え絶えになりながらも、胸の突起は熟すように膨らみ、早く愛撫して欲しくなったが、躰を支えてる手を離せずにいた。
「皐月、絶対だよ?」
蒼は不安そうに整った顔を自分に向けるが、今はそんな余裕もなく火照る躰をどうにかして欲しくて蒼の唇にキスをした。
「……ッ…絶対…しないよ。…蒼…もうしたい…。」
我慢出来ずに蒼の首に腕を巻き付けると、蒼は熱いシャワーをかけて残った泡を洗い流した。ザァッと湯が泡を消し去り、それですら愛撫と感じてしまう。
「………皐月、我慢出来ない?」
抱き寄せながら蒼は微笑んで、甘く蕩ける声を耳元で囁く。
「……出来な…い…。」
ずるい………。
自分は蒼の唇にキスしながら唇を軽く噛むと、蒼は少し驚いた顔をしてまた唇を重ねた。
「……なんか最近の皐月、素直すぎて可愛いくて怖いな。…前はそんな事絶対に言わなかったのに…。」
甘い吐息が漏れて、蒼は頭を優しく撫でた。
流石に三回も別れを経験すると、ボブにも指摘されたが、自分の気持ちを素直に伝えるという目標のもと、蒼へは気持ちを隠さないように努力している。
「………蒼…したい…。」
「……皐月、可愛い。」
蒼は甘く吐息をつくと、自分を壁越しに立たせ傍にあるローションを手に取り、ゆっくりと後ろから孔を指で解した。昨日も散々愛し合ったせいか、後孔は柔らかく弛緩し、淫らに誘うように二本の指を飲み込む。
「……はやく、いれ…てッ……ぁ…ッ…。」
蠢く指が弱い部分を的確に突いてきて、蒼は首筋に何度も優しくキスしてくる。甘く蕩けそうになるが、それよりも深い悦楽を躰は覚えているせいか自然と腰が動く。
「……皐月、愛してる。」
甘く焦らされるほど蒼の太くて長い雄を待ち望んでしまい、後孔はヒクヒクと指をもう三本飲み込んでいた。指は大きく拡げたり、ナカの膨らみを撫でるように擦っては、快感が喜びへとかわり悦楽が躰を支配していった。
「……はや…く…挿れて…。」
ガクガクと膝から落ちそうなのを蒼の膝が支え、蒼の屹立とした雄の先端が当たる。その雄々しい雄に奥を擦って貰いたくて自分から腰を預けるようにもじもじと後退る。
「……ん、皐月、なにか言った?」
耳朶を噛みながら、蒼は煽るように甘く囁いてはぐいぐいと硬くなった雄を押しつけてくる。胸の突起を指の腹で潰し、舐るように転がしては反応を楽しんでいる。
「……お…腹…挿れて……。」
耐えられずに後ろに手を伸ばすが、蒼に手首を掴まれる。その瞬間、後孔が太くて重いモノをゆっくりと飲み込んでいくのが分かる。蒼は止まる事なく、腹の奥までずしっと重さを感じるほど。どんどんと奥深くへ挿れる。
「ほら、此処まで挿れられてるよ。」
甘い声で囁かれ、腹の膨らんだ場所を後ろから長い指で撫でられると、自分がこの男に抱かれてるという実感が沸き、言い知れない快感が全身をほとしばる。
「……や…だ…ッ………。」
恥ずかしくなり、壁に顔を押し当てると顎を掴まれ深い口づけをされた。互いの唾液を交換するように舌を絡ませて、飲み込めずに涎のように口元から垂れる。
グチュグチュと卑猥な音が浴室に響き、蒼は抽挿を繰り返しては深くまたキスを続ける。甘く蕩ける行為は止むことなく、悦楽を溢した。
「皐月、愛してる…。」
互いのを繋げ合いながら、深い幸福感が胸一杯に広がっていく。
「……ァッ…好き……。」
チョコレートよりも甘く蕩けそうになりながら、蒼に後ろから抱かれ、何度も絶頂を登り詰め、体液が果てるまで快感に酔いしれた。
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