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番外編『皐月、セックスレスで悩む』6
どうしよう………。
冷たいシャワーを浴びて、火照った躰を落ち着かせる。嬉しい事に蒼が誘ってくれたが、断ってしまった。本当は嬉しくてしょうがなかった。
だが、最近の自分はある問題を抱えている。
日に日に玩具を試しているうちに、欲求不満は解消されたが、ナカでしかイケないのだ。玩具を使ってるうちに精液がでなくなり、ビクビクと痙攣しナカでイくようになってしまった。手で扱いても物足りなさまで感じてしまうのだ。
しかも最近はお気に入りまで出てきた。
いつの間にか自分で躰を開発してしまい、躰がどんどんと敏感になっていく。ローターを乳首に当てながら、バイブで擦ったりしてるので乳首が擦れるだけでも、もの欲しくなる。
や、やり過ぎた………。
アルコールとカフェインを抜き、仕事も余裕があったので、ついつい何度も蒼の服を着ながら自慰行為にふけってしまった顚末がこれだ。
こんな卑猥な躰を蒼に知られたくない。
そう思ってやむを得ず、蒼の誘いを断ってしまった。
蒼に抱かれる事ばかり想像していたが、実際にキスされると、もっと蒼が欲しくなり、自分の躰は淫乱になってしまったんじゃないかと不安になった。
躰から滴り落ちる水滴を眺め下ろす。
唇を重ねただけで、勃ってしまう。
ナカでしかイケないので、うまく解消できない。
蒼にしたいと、お願いすれば良かっただろうか。いや、蒼に抱かれて物足りなく感じ、イカなくなってしまってたらどうしよう………。流石に半年あくと自信がない。
抱かれたいのに、この躰をみせたくない。
変な矛盾を自分のせいで作ってしまった。
溜息をつきながら、皐月はどう蒼に打ち明けようか考える。そして明日、蒼が出勤してからこの疼いた欲求を解消させたら、もうしないと心に誓った。
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