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番外編『悠くんお泊まりに来る』1

「…あ、蒼っ…ぁ…んっ…だめ、だめ…ッ!」 蒼は後ろから抱き締めながら、皐月の乳首にローターを当てながら、繋がってる部分の抽挿を繰り返す。 「皐月好きでしょ?それともやめる?」 甘く低い声を耳元を擽りながら、逃げ場がない自分を楽しんで微笑んで反応を楽しんでいる蒼がいた。自分は涙目になりながら、後ろの蒼の顔を寄せながらキスを求める。 顔は涙で濡れ、後孔は根元まで嵌められている。ローションと蒼の精液でぐちゅぐちゅと泡立ち接合部を繋げて淡い快感が湧き出ていた。 「あーーーー。ダメッ…ダ…ァ…。」 ぐっと突き上げられ、甘い痺れが乳首やナカから拡がる。抵抗しようとしても、自分を支配していく快楽の波に飲まれ、何度も絶頂に達する。波が来たと思っても、また押し寄せてくるような感覚がさらに続く。 あれから蒼に毎日の様に求められ、半年のセックスレスが呆気なく解消された。一人でしてるところを見られて以来、さらに敏感になっていく躰を開発されつつある。 「皐月がこんなに貪欲なんて思わなかったな……。」 首筋に唇を押し当てられ、吸われる。 前よりも執拗にねちっこく感じながら、蒼は後ろから何度も突いてくる。 「……そんっ…な…ァッ…。」 ローターを熱くなっている自分のモノに当てながら扱かれてると先端からポタポタと蜜が溢れた。もう何度も達して、頭が変になりそうだ。 「そういえば、明日悠くん泊まりくるよね?皐月、こんな姿見せちゃダメだよ?」 蒼が耳朶を噛む。 甘い痛みに顔を顰め、蒼の唇を求めた。 長い舌に蹂躙されながら悦楽が全身へ迸る。 「……ツッ…ァッああ…。そんな…。」 そんな事なんてしない。 悠はまだ小学生だ。明日黒瀬が出張で1週間預かる事になったのだ。以前黒瀬の家に泊まったが、また黒瀬の酒を飲むのではないかと心配した蒼が今回自宅に招待を希望した。 朝は蒼が悠を車で見送りに行き、夕方に自分がお迎えに行く予定だ。夜は大変申し訳ないが、この広いベッドで川の字で寝るしかない。 「本当に?悠くんも男だからね。油断出来ないなぁ。」 「……油断って…ァッ…。」 蒼はクスクスと笑いながら、唇を重ねた。男といってもまだ子供だ。黒瀬ならまだしも、悠まで嫉妬されたら困る。 「皐月、冗談だよ。僕も楽しみにしてる。」 蒼は優しく微笑むが、動きを早め激しく突き上げた。

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