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26.ポップサーカス 【2】

「俺もっと更生しねえとダメだなっ!!」 批土岐の姿を探し求めながら、何だイキナリな言葉を夕日に向かって叫んでみたりする。 みっともないとか言うな、俺は俺なりに大真面目だぜ。 「批土岐…ッ!!」 そして鞄を道端に捨てる勢いで走りに走りまくった俺は、その頑張りが認められ批土岐の後ろ姿を目にする事が出来た。 それにしても、こんな必死こいて走ることなんて普段の俺からじゃ全く考えられないようなことだったから。 「京灯…ッ?」 とにかく早く追いつかなければという思いで、ここまで急ぎなんとか走り続ける事が出来たわけなんだけど。 「お、追いついたっ…はあっ、はあっ」 運動部でみっちり鍛えているわけでもない俺としては、もう限界越えて駆ける必要が突然なくなって、立ち止まればゼエゼエと荒い息の繰り返し。 批土岐はと言えば、後ろからの俺の呼び掛けに気付いてくれたらしく、少し驚いた顔を見せつつも足を止めて待ってくれていた。 「はあっ、はあ―っ…」 膝に手をつき、肩で息をし、暫くは呼吸のみで何も喋れないような状態だったけれど、それでも批土岐は目の前で何も言わずに待ち続けてくれる。 「批土岐…ッ、ごめん!!」 「…京灯」 やっと少し息が整ってきたところで、批土岐を見て開口一番まず謝罪。 やっぱまずはそれからっしょ。 顔の前でパンッと両手を合わせ、それはもう拝み倒すように勢い込む。 「さっき、か…佐伯には断ってきた」 「……」 「ずっと断る気でいた。でもなんつうか、タイミングどんどん逃しちゃって言えなくなって…」 選び取る様にゆっくりと言葉を紡いでいく俺に、批土岐は変わらず黙ったまま俺の話を聞いている。 「ホント!! マジで!! ごめん!! 俺もっと好青年になります!!」 「…ぷっ」 「ん? アレ? 批土岐?」 「くく…っ、ごめん。好青年って…」

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