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6.ポップサーカス 【4】
「ッ…!」
場所からしてすでに大問題なのに、もっとタチが悪いのは批土岐の手に握られた大人グッズ。
今か今かと暴れ回る時を待っているかのように思えて、生唾を飲み込んでそりゃあ体も固まるってもんで。
「怖い?」
「…ッたりめえ」
そんな俺の様子を見て何かを感じ取ったらしい批土岐が、器用に片手で俺のシャツのボタンを外していきながら問い掛けてきた。
怖いなんて聞かれて素直に頷いてんのも恥ずかしい話だけど、そんな未知なるもん挿れられそうになってて楽しい奴がいるかって話で。
次第に露わになっていく自分の肌を視界の端に捉え、ふいっと横を向いた。
「京灯…」
「んッ…」
そこへ静かに首筋へと唇を落としてきた批土岐。
舌を出し、なぞらせながら鎖骨へと下がっていく。
それによってジワリと広がる甘い痺れに、つい唇から熱い吐息が零れ落ちる。
「んッ…、は」
徐々に行動範囲を広げていく舌先が、胸にまで達した時。
コリ、と軽く突起を甘噛みされて、思わず体がビクンと反応した。
「はっ…ぁ」
熱を持った吐息が唇から滑り落ちていく。
舌先で丹念に濡らされ、口の中に収まり吸い上げる。
繰り返されるその行為に、何も感じないわけがなくて。
「あっ、ん…ッ」
乳首への刺激を与え続けながら、今度は手が新たな攻撃を仕掛けてくる。
冷たく平らな机の感触を背中に感じながら、素直に体を受け渡すしかない俺。
別にそんなもん使わなくても、普通にヤればいいじゃねえかよーっ…受けになってやるし!!!なってやるしって言ってんだから、俺は別に受けちゃんじゃねえ。
あんだすたあん?
「もう、こんなに熱くなってるよ」
「あっ…!」
とか思ってたらこれだ。
気付けば引き出されていた俺自身、ドクドク脈打つ熱いソレに触れながら言ってきた批土岐の言葉。
恥ずかしいから言うなっつの!!なんて反撃してやりたいとこだったけど、生憎やんわりと握られただけで瞬く間に言葉が喘ぎへと変換される。
いらねえ機能が付いてるみたいだ…
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