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9.ポップサーカス 【4】

「仕方ないな。いいよ、イッても」 「あっ、は、ぁッ…ん!」 けれど、イカせるつもりがさっきまでなかったはずの批土岐から意外な言葉が出て。 追い上げられながら、一体どうしたんだなんて思う。 「あっぁ、んッ……!!?」 なんかあるだろ…と心のどこかで疑いつつも、とりあえず解放される!!と安堵していた最中。 それだけじゃ終わらない、相手が批土岐だっつうことを忘れるな。 「あッ…!!」 「入ったよ」 このやろ~っっ 今挿れるかよ!!! 自身への愛撫に溺れかけていた時、ここで突然内部に感じた指とは比にならない位の異物感。 なんか圧迫されるような、邪魔っていうか、物凄く変な感じ。 「うっ…、あっ、ん!」 そんな、ただあるだけの存在では終わるわけもなくて。 微妙な振動でもって、僅かにジワジワと動き出してきたアレ。 「あッ!は、あぁっ…ん!」 やべえ無理ッ…! なんだよコレッ…! あんなにも小さいモノだったっていうのに、この存在感。 しっかりと内部の中で蠢いて、俺から理性を容赦なく剥ぎ取っていく。 「京灯、本当にもう遅刻しない?」 「あッ…!し、ねえッ…もっ、ぁ!やんねえっ…から、あっ!」 批土岐からの問い掛けに、それはもうかなり言葉になっていないながらも懸命に答えた。 俺が少し体を動かすだけでも、内部でまた別の箇所に当たったりして結局のところどうしようもない展開。 もう分かったから!誓って遅刻しねえよ! こんなお仕置きッ…有り得ねえっ! 「うん、それはまた態度で示して?」 「な、にッ…く!あっ!あッ…マジ、もっ…!」 態度?態度ってなんだよ。 はてなマークが頭上を飛び交いつつも、とりあえずもう限界。 的を得た、俺自身へと加えられる愛撫。 そして内部を這い回る新たな感覚に、バカみたいに素直に感じちゃってもう無理。 「授業にも、出ないと」 「あッ!んっ、あぁっ…!!」 こんなの耐えられるわけねえ。 込み上げてきた甘い痺れは留まることを知らず、一気に全身を駆け巡ったかと思えば。 スパークした。

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