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9.ポップサーカス 【6】

「あッ、あっ、も…ッいい、いっ…からっ…」 的確に突かれ、収まり切れなかった唾液が口端を一筋伝い落ちる。 それ位気持ち良くて、でももうそれだけじゃ耐えらんなくてッ…… 「早いね。それじゃあいつまでも、俺を攻めるなんて無理だな」 「んッ!る、せぇッ…も、いいっ…て、言ッ…てんだろっ」 とっくに諦めてんだよ!! 「く、れよッ…じゃ、ねえっ…と…家出…してやる…ッん!」 ネコはふらりと放浪すんだからな。 帰ってきてやんねえぞ。 「仕方ないな…全く」 「あッ!は…あ、ァッ」 引き抜かれた指の代わりにあてがわれた熱を感じて、ググッと押し進められる度に甘ったるい声が唇から零れ落ちる。 熱を含んだ吐息、半開きになる唇、背筋を這い回る快感と、どうしようもない興奮状態。 「あッ、ァっ、ひとき…ッ、あっ」 「違うだろ?京灯」 最奥へと進みながら、慣らされたことで容易く受け入れていく批土岐のモノ。 余裕のない喘ぎに、近く耳元で批土岐に言われたことの意味が鈍った思考では一瞬分からなかった。 「あッ、ん!しゅ…っしゅ、うっ…い…すげえッ…い、いッ」 増していく速さに、気がオカシクなりそうになる。 漏れる艶やかな息遣いが耳に触れて、それだけでもかなりたまんなくて。 「あッ、あっ…!や、べえっ…俺ッ…マジで…飼われちまいそッ…あっ」 「飼ってやろうか?」 濡れた唇が首筋を滑り、捕らえて離さない批土岐自身が最奥を貫いて。 「あッ!やっ…ん、あッ…あァァ!!!」 一気に果てた。 今更だっつの、もう…… やべえ位、お前に飼われてんだよ。

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