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第7話

「ルキアノス!!」 「うわぁっ!レヴァン様!?」 「様って言わないでって言ったでしょ、レヴァンって呼んでよ」 「···、ルシウス様に怒られたらやめるからな」 「うん!でもルシウスはそんなことで怒らないよ!」 夕食に行く途中、ルキアノスが歩いてる姿が見えてルシウスにちゃんと伝えてからルキアノスのもとに走った。 後ろから付いてきたルシウスに「怒らないよね?」と聞くとにこやかに笑って頷く。 「ルシウスは優しいから、怒らないんだよ」 「そ、そうだな」 「どうしたの?」 「レヴァンは、強者だなと思って···」 少し意味がわからなかったけれど、まああまり気にしないでおこうとルキアノスから離れてルシウスの隣に立つ。 ここに来た当初は何もかもが不安で怖くて大人しくしてたけど、もう慣れてきたから大人しくする理由もない。 「ルシウス様、これから御食事で?」 「ああ、レヴァンが腹が減ったというのでな」 「そうですか。いってらっしゃいませ」 「ああ」 ルシウスに手を取られて今度こそ夕食に向かう。 あ、そういえば。とずっと疑問に思っていたことを思い出す。 「ルシウス」 「どうした」 「全く関係のない話なんだけどね、体を繋げるって何?」 「っ!?」 ルシウスは歩くのをやめて俺をじーっと見る。 「それは、本当にわからないのか?」 「繋げるって手を繋ぐことではないんでしょう?だって10日経ってからって言ってたし···」 「···これは、まずい」 「まずい?」 「いや、何も気にしなくていい」 顔色を赤く青くコロコロと変えては変な顔をするルシウスにどうしたんだろうと思いながら、長く続く廊下を歩いた。

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