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第10話
「あ──!!あ、ぁっ、ひぎっ、あ、やぁぁっ!!」
はしたない声を上げて泣く俺をルシウスはどう見てるんだろう。さっきから上も下もわからないくらいに快感に浸っている俺はルシウスの方を振り返って小さく「待って」と声にならない声を上げた。
「どうしたっ」
「顔、顔見たい···っ」
そう言うと中からものが抜かれ、向かい合うように体勢を変えられる。ルシウスの膝の上に座らされたかと思うと下からいきなり突き上げられルシウス自身が奥まで入ってきて乾いた息が漏れた。
「ひ、ひゃぁぁっ!お、奥、やらぁっ!!」
「レヴァンっ」
「だめぇ、また、また出ちゃっ!出ちゃうよぉっ!」
「ああ、出せ」
グッとペニスを握られて激しく上下されるともう我慢なんてできない。ひっきりなしに声を上げて激しく達した俺を構うことなくルシウスは律動する。
意識も朦朧としてきて、訳が分からなくなってきたとき、さっきとは違う感覚が下腹部にやってきてルシウスに何度も「待って」と声を上げた。
「ま、待って、待ってぇぇっ!お、おしっこ、で、でちゃう、でちゃあ、からぁぁっ!」
「すまん、待ってやれん」
「ひ、いや、いやだ、いやぁああ───ッ!!」
勢い良く出た尿は俺とルシウスを汚す。
恥ずかしさと気持ちよさと、もう自分の体の許容範囲を超えている。目の前が真っ白になったと思えば凄まじい快感が体を走って、次は目の前が真っ暗になる。それと同時に腹の奥の奥に熱いものを感じた。
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