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第39話
目を覚ますとラビスさんがすぐ側にいた。
驚いて瞬きを何度もするとクスクス笑って「おはよう」と言う。
「お、はようございます···」
「食事を用意してるから、おいで」
手を縛られたまま、部屋を出て食事をするための部屋に移った。そしてそこには見知った顔があって思わず一歩退いた。
「どうしたの?···ああ、その子達、見たことあるでしょ、君と同じ村の子」
「···デレスと、エレニ」
「俺のペットだよ。君の手を解いてあげるつもりはないから、その子たちに食べさせてもらってね」
「えっ?」
「2人とも、レヴァンに食べさせてあげるんだ」
ラビスさんに椅子に座るように促される。
すぐにデニスとエレニが隣にやってきてご飯を食べさせられる。2人とも何も話さないし、怖くてラビスさんを見るけど彼はふんわり笑ってるだけ。
やっぱり、ラビスさんは優しい人じゃない。
睨みつけるけどスプーンがちょうど口の前に持ってこられて口を開けた。
食事を終えてまたさっきまでいた部屋に帰る。
けれどなぜか今度はデニスとエレニも一緒だ。
「さあ、3人で俺を楽しませてくれ」
部屋に着いた途端、ラビスさんはそう言いだした。
「は?」と思ったのも束の間、デニスとエレニにベッドに押し倒されて何事かと目を見張る。
「今からルシウスが来るまで、君は2人に犯されるよ」
「はあ?」
どういうことかよくわからなくてそれを聞こうとしたのに服を脱がされた。昨日服を着替えさせられたのはこのせいだったのかもしれないと思うと他人事のように見ていた自分を殺してやりたくなった。
「嫌だっ!!離せ!!」
「···静かにしてくれ、ラビス様の命令なんだ」
「逆らえば罰されるんだよっ、お前なら我慢できるだろ?な、悪魔の子」
デニスとエレニは必至だ。
目が充血してる、それほどまでにラビスさんに罰されることが嫌なんだ。
「ラビスさん!!」
「何?」
「お願い、やめてください!!」
「だーめー、言ったでしょ、俺は優しくないよって」
「やだって、むぐっ!?」
キスをされて目を見開く。
抵抗できずにいるとニヤリと笑ったデニスが俺の首を触った。
「お互い、気持ちよくなろう」
「···ひ、ひっ、んっくぅっ!!」
首をしめられた。苦しくて目に涙が滲む。
デニスにだけ集中してしまってた俺はエレニの存在を忘れていて、エレニにペニスを握られた時衝撃で体が跳ねた。
「っっ!!や、くぅぅ」
「苦しい?苦しいよね、お前の苦しむ顔はいつ見ても最高だな」
「ぐ、ゲホっ、ゲホッ」
首から手が離れて突然肺に大量の空気が入ってきたことで噎せてしまう。衝撃で涙が散って、その間に濡れた指が後孔をついた。
「や、めっ···ひ、あっ、ああっ!!」
指が中に入れられて嫌だと首を左右に振ってもやめてくれる気配はない。中を蹂躙する指が次第に増えていってたまらず声を上げた。感じたくないのに感じてしまう自分が嫌で嫌でたまらない。
「やだっ、やだぁっ!!ラビスさ、やめさせて···っ」
「いいじゃん、感じてるんだから」
「や、っい、いれるな!!くそ!!離せっ!!」
大して解してもないのにエレニのペニスが穴に当てがわれて体を捻り抵抗した。それをラビスさんはさも楽しそうに笑って見てる。
「あ!あぁ──っ!!」
ついに中に熱が入れられて異物感と圧迫感、そして痛みに声を上げた。がむしゃらに中を突くだけのエレニの動きには痛みしか感じない、だからそのお陰で少しだけ気持ちが楽になった。
「ねえ、2人とも一緒にレヴァンに突っ込みなよ」
「い、やだっ、やめ、っ!」
「デニス、できるだろ」
「···はい」
エレニに中に入れられたまま抱き起こされて、咄嗟にしがみつく。エレニは整った顔を歪ませて小さく「ごめん」と言った。
「ひ、ひぃ、こ、怖い···怖いよぉ···やだぁっ」
「エレニ、レヴァンのこと撫でてあげて。大丈夫って言ってあげるんだ」
泣き出した俺をエレニは言われた通りに「大丈夫」と言って俺の背中を撫でた。
そうしているうちにもう1つの熱が穴に当てがわれて息を詰める。
「大丈夫だよ、大丈夫」
「や、やだ、い、れないで···お願い、お願いだから···あ、ぁぁぁああ!!!痛い痛い!!やめてぇっっ!!」
「あははっ、すごい声だ!!」
ラビスさんが楽しそうに笑ってる。
その姿を見て、殺してやりたくなった。
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