「うっ！い、たっ！」 ルシウスにきつく噛まれて痛みに眉を寄せる。 いつもはこんなことしないのに、痛いって言ったらやめてくれるのに何度も繰り返す。 まあ、怒る気も無いし痛いのは我慢したらいいだけだと思って与えられる快感だけ拾っていた。 「っひゃ、あ！」 中に指が入れられて解さなくても入るのを確認すると性急に求められて中に熱が埋められた。 「あ、ぁぁっ！」 中に埋められたまま動かないでいるルシウスは俺の呼吸が整うのを待ってくれている。 優しく胸を撫でられてそれに合わせて呼吸をすると落ち着いて、ぼーっとルシウスの目を見る。 「レヴァン、俺は今からお前に酷いことをする」 「酷い、こと…？」 「ああ、それでも、許してくれ」 そう言ってキスされた。 ルシウスは俺が攫われた時のことに対して俺には怒らなかった。本当は俺がエレニとデニスとしていた事を怒りたかったはずなのに。 「···怒らないよ」 「············」 「だって、ルシウスは、怒らなかったから」 「レヴァン···？」 「ルシウスが怒らないから、俺も怒らない。だから、酷くしていいよ」 そう言うと中にあった熱が大きくなる。 それを感じると自然と口角が上がった。 「酷く、して」 「···すまない」 もう一度キスが降ってきたと思えば熱が動き出した。ゆっくりと動き出したそれは"酷い"とはあまりに程遠い。少しの間、そうしていたのにいきなり深く奥を突かれた。 「い、ひゃ、ぁぁぁ！！」 腰を強く持たれて休みなく中を突かれる。 息をすることができなくて苦しくて生理的な涙がブワッと溢れ出す。 けどそう言うのは今までにもあったから酷いことだとは思わない。そう思っていると両足をそれぞれの手で持たれて膝が胸に着くくらいに体を曲げられる。 より深く、今までに入ったことの無いところに熱が入ってきたのがわかって初めて感じる場所に悲鳴に似た声を上げる。痛いわけじゃなくて、ただ大きすぎる快感に耐えられない。 「ひゃぁァァッ！！ぐ、ぅ、ぁあ！！」 いつの間にか俺のペニスからは白濁が流れ出ていて腹を汚す。ルシウスは構わず奥に奥に突き入れてそこでやっと一度欲を吐いた。 「あ、つ···熱い···中、熱いぃっ」 初めての場所に吐き出された熱はいつもより熱く感じて身悶える。中からずるりと半分くらいルシウスの物が抜かれたと思えば体を反転させられて後ろからまた押し入ってくる。 「ふ、ふぁ、ぁあぃ、でる、また···でるっ！」 ゆっくり入ってきたそれに押し出されるようにタラタラとペニスから白濁が溢れてシーツを汚した。 「だ、めぇ···ッ、ひ、ぃぃ、アァッッ！！」 「レヴァン···」 「ま、まって、でて、る、ぅ！でて、る、か、らぁ」 そう言っても止まらない、次第に意識が遠くなるのを感じるけどすぐに引き戻された。 「きゃ、ぁあああ！！」 ペニスを掴まれ先端を親指でグリグリと抉るように触られる。 達したばかりのそこを触られるのは苦しくて中を蹂躙されながらそこを触られると排尿感に似たものがやってきた。 ルシウスの手をそこから退かせようと腕を持っていくけどそうすることを許してくれないルシウスは空いていた片方の手で俺の両手をまとめ上げ頭上に縫い付ける。 「や、やぁあ！！だめぇっ！も、漏れちゃ···ぅ···ひ、ひっ、ひぁ、ああ···ルシウスっ、や、離してぇっ」 「もっと感じていろ」 「む、り···だめ、だめっだめっ！！出る、で···っ、ひゃぁぁあああっ！！」 無色透明のそれが尿道から勢いよく溢れ出る。 快感が大きすぎてそれを散らそうと自ら腰を動かした。