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第81話
「俺がいなくなったらって···そんな予定があるの?」
「いや、あれはただ例をあげただけであって」
「そんな例をよく俺の前でいえたね。···ルシウスにお仕置き」
「お仕置き···?」
「俺がいいって言うまで、イッちゃっだめ」
そう言うとルシウスは露骨に表情を歪めた。
「っ、レヴァン、もう許してくれないか」
「だ、めっ」
ルシウスのペニスを中に埋め、上下に動く。
ルシウスはさっきからずっと我慢をしていて、ビクビクと中で動くペニスとか、顔を顰めて耐えてるところとか、全部全部、可愛い。
「ぁ、あ···はぁ···っ」
そんなことを思っていたら不意にいい所に当たって思い切り中を締め付けてしまった。
「っ!レ、ヴァン···!」
「あぅ···ぅ···」
「くそっ、もう無理だっ」
そう言ってルシウスが俺を押し倒した。
流石に我慢させすぎたかな、と思ってそっと手を伸ばしルシウスの頬に触れて「いいよ」と言うと荒々しくキスをされる。かと思えば奥を何度も突かれて、頭の中がグラグラとした。
「あっ、あぁ、ひっ、うぁ、ああ──っ!」
「っ、」
「あ···熱い、中、あつ···」
ルシウスが中に出したのが熱い。グチュグチュと音が鳴るたびに恥ずかしくて、気持ちよくてルシウスに抱きつく。
「あ、あっうぅ、ひ、ンッ!!」
「はぁ···レヴァン···」
「あっ、いく、イくっ、ひっあ、ああぁ──ッ!!」
ルシウスに支えられていた足がビクビクと震える。
一度止まってくれたルシウスは俺の顔を覗き込んで「もう怒ってないか」と聞いてくる。
「···お、こってない···ルシウス···好き、好き···」
キスをされて、トロトロになる。
飲み込めない唾液が口の端から零れて、それをルシウスが舌で舐めとった。
「あぅぅ···」
「レヴァン···」
「も、っと···もっと奥、奥してぇ···」
「ああ。もっと気持ちよくなろう」
目を閉じて、ルシウスから与えられる快感に啼いた。
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