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第127話
「はぁ、はぁ···っ、あぅぅっ···!」
腰が打ち付けられる度に体が跳ねる。
アルの荒い呼吸と自分の短く漏れる声が重なる。
「そこ、そこ、もっとぉ···」
「ここか」
「ああっ!ひ、ぃぃ!!」
背中が弓形に反れて、自身からはタラタラと白濁が溢れる。
「あるっ、あ、あっ···!」
「···っ、出る」
「あぅ、いっぱい、出して···っ」
より一層動きが激しくなって、ゆっくりになったかと思えば中がジンワリと熱くなった。
ズルっと中からそれが抜けて、でもまだまだそれが欲しかった俺はゆっくり体を起こしてアルの自身に顔を寄せる。
「お、おい···」
「あ、むぅ···ふっ、ぅ」
口の中にそれを入れるとアルの味がした。
お尻からアルの出したのが出てしまわないように力を入れる。
「んっ、ん···ぁ、アル、気持ちぃ···?」
「ああ」
最後にチュってそれにキスをした。
えへへってアルに向かって笑うと強く抱き締められてまたベッドに寝転がる。
「あっ、出ちゃう···っ」
「あ?早く出さなきゃ腹壊すし、いいだろ」
「やだっ、まだアルの中に入れときたいの」
「···············」
「赤ちゃん、出来たらいいのにね」
このまま妊娠出来たらいいのに。
アルが俺の髪を優しく梳いて、その気持ちよさにもっとってアルの胸に擦り寄る。
「アルの心臓速いね」
「そりゃ、お前がいるからな」
「俺のこと大好きなんだねぇ」
「ああ。愛してるよ」
「ふふっ、俺もだよ」
優しい時間が流れる。
背中を撫でたアルに擽ったくて身を捩る。
「あっ、ダメだよ」
「何で」
お尻を撫でられ、軽く掴まれる。
ビクッと震えた体にアルはくすくす笑った。
「まだする」
「···じゃあ、明日に響かないように優しくしてね」
「わかってる」
ちゅ、っと触れるだけのキスをした。
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