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第138話
「ルシウス様、この者達は如何致しますか?」
「そうだな···まずは風呂に入れろ。それから腹が減っているようなら食事をとらせてやれ」
邸まであと少し。
私の抱く人間は体をぐったりとさせ何処か空中を見ている。
「その後あまりに様子が変なら医者に見せろ」
「わかりました」
オスカーに抱かれているエレニは気を失っているようで涙のあとを頬につけながら目を閉じていた。
「おい、お前の名前は何ていうんだ」
「ぇ···ぁ、お、れは···デニス、です」
「デニス。お前とエレニを元いた自分の村に返してやる。家族の元に帰って自由に暮らせ。···そしてこれを願ったのはレヴァンだ。体調が戻れば礼を言うといい。」
そう話しているうちに邸について、早速オスカーはデニスとエレニを連れて風呂に行った。
部屋に帰ればレヴァンが不安そうにソファーに座っていて私を見た途端笑顔になり駆け寄ってくる。
「二人は!?」
「ああ。連れて帰ってきた。あの二人が元気になればその時村に行こう」
「うん!」
レヴァンが抱きついてきて可愛さのあまり背中を屈めキスをする。
「ん···ラビスさんとは、大丈夫だったの?」
「ああ。問題ない。···それよりレヴァン」
「何?」
レヴァンを抱き上げそのままベッドに連れていく。
「ラビスに会って少し疲れた。癒してくれ」
「あ···」
レヴァンの着ていた服をゆっくりと脱がせる。
恥ずかしそうに身を捩るレヴァン。
服がずり落ちて露わになった肩に噛み付くとビクッと体を震わせる。
歯型のついたそこを舐め、脱がせた服を放り投げる。
何度も白い肌に唇を落とし、ペロリと首筋を舐めた。
「んっ!擽ったい···!」
「レヴァン」
「ちょ、っと···そんなに舐めないで」
「可愛いから仕方が無いだろ」
レヴァンの足を持ち上げ爪先にキスをする。
顔を赤く染めたレヴァンは慌てて私にやめてと言うけれどそんな勿体ないことはできない。
「やっ、ぁ、ルシウス···っ!」
「レヴァンは何処も彼処も甘いな」
「あっ、あ、やだ···っ」
親指を口に含み唾液と共に舌を絡める。
それから逃げようと足を引っ込めるレヴァンだけれどその表情は可愛らしく歪んでいて、これが気持ちいいのだと言うことがわかる。
「ぁ、あ···ルシウス、やめて···っ」
「ならこっちにしようか」
「ふっ、ぁ、ああ···!」
今度はレヴァンの胸に口付ける。
小さな飾りはもう既にピンと主張をしていて、軽く舐め上げるとそれだけでレヴァンは達しそうになっている。
「まだダメだぞ」
「ぁ、わ、わかってるよぉ···」
固くなっているそこを軽く噛んでやれば喉を鳴らして悦ぶ。そこから口を離し、唇にキスをするとうっとりとした表情で俺の頬に手を伸ばし撫でる。
「ルシウス、もっと気持ちよくして」
「なら自分で足を持て」
「ん···」
自ら両膝を抱えたレヴァン。
私からは後孔が丸見えで、それを恥ずかしがって時々手から力を抜いているけれど完全に下ろすことはしない。
そっと顔を寄せて後孔にキスをする。
そのまま舌でそこを突くとキュッと後孔か締まり、それからゆっくりと力が抜けていく。
「ぁ、あ···」
「クパクパと動いているぞ」
「言わないで···恥ずかしい···」
「···可愛い」
舌を伸ばしそこを舐め上げ、先端を尖らせた舌を後孔に捩じ込んだ。
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