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第139話

ルシウスの舌が後孔に入って中を濡らす。 慣れない感覚に体は震えて、自分で抱えている足も手に上手く力が入らなくなっているせいで下ろしてしまいそうだ。 「あぁ···!」 「こら、力を抜け」 舌が抜かれて代わりにルシウスの指が入ってくる。 途端何故か体に力が入ってルシウスの指を思い切り締め付けた。 「動かせない」 「ぁ、ま、待って、おかしい···っ」 体がいつもより敏感になってる気がする。 ルシウスの空いている手を取ってゆっくり呼吸をすると少し力が抜けて、そのタイミングで中に入っていた指が動き出して、ぐるりと360度中を指の腹で撫でた。 「ひゃ、ぁ···っ、んぅぅっ、い、っちゃう···っ」 「まだだ」 「ぁ、あぁ···!そこ、や、イクっ、ぁ、いや、イッちゃう···!!────ッッ!!」 そう言うとルシウスの手が俺のペニスを強く掴んだ。 痛みと、そのくせに気持ちよくて中だけで声も出せずに達してしまう。 開いた口から涎が垂れて未だ上手く呼吸ができずに体の中に巡ってる快感をどうにか和らげたくて腰をかくかく動かす。 「ぁ、あ···!ひっ、いぁぁ···!!」 まだ抜けてもないのに中にある指は動いて前立腺を弄る。 我慢出来ずに続けざまに中で達して意識が飛びそうだ。 「レヴァン···」 垂れていた涎を舐め取られ、そのままキスをされる。 舌を絡めるとそれだけでも気持ちよくてルシウスの指を締め付けた。 「ぁ、ルシ、ウス···出したい···イかせて、お願いぃ···っ」 「私が中に入ってからだ」 「···早く、早くして···もういれてぇっ」 そう言うとルシウスの中に入っていた指がまた増えて中を解していく。 「あっ、あひっ、ひ···」 「可愛い。もっと欲しがれ」 ルシウスの性格からじゃ考えられない言葉が出てきてびっくりした。けれどそれよりもいつもとのギャップにやられてドキドキした。 「ぁ、ちょうだい、ルシウスの、たくさんちょうだい···っ!」 そう言ってルシウスを抱きしめると指が抜かれて代わりに宛てがわれるドクドクした熱。 「ぅ、う···ぁあ···」 「ほら、ちゃんと呼吸しろ」 額にキスをされゆっくりとそれが入ってくる。 気持ちよくて目の前がチカチカと白くなる。ペニスから手が離されて、ゆっくりと精液が溢れ出た。 「あぁぁぁ、あぁっ···!!」 「挿れただけでイッたのか?」 「うぐっ、う、ふぁ···ぁ、怖、怖い···気持ちいい···っ」 気持ちよすぎて怖い。 腰を掴まれてゆっくりルシウスのが抜けていく。 それから浅い所で抽送をされて、何回目かに奥深くまでそれが入れられた。 「ひゃぁぁっ!!い、いや、あぁ···!!」 「レヴァン、もっと締めろ」 「あぁぁっ!で、できな、い···!いや、しんじゃ···っ!」 ガクガクと奥深くを犯されて視界が霞む。 「寝るな」 「きゃ、あぁぁっ!!」 前立腺を強く擦られて大きな刺激に目を見開く。 怖い、今日はルシウスが少しだけ怖い。 「ひっ、ひぃ、ぁ、あ」 「レヴァン···」 「や、怖い、怖いよ、ルシウス···やだ···」 ラビスさんに会ったからかな。 いつもより荒々しいルシウスに素直に怖いといえば動きが止まって、ルシウスの顔が申し訳なさそうな、そんな表情になった。

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