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第140話
「すまないレヴァン」
「はぁ、はぁ···優しく、して···」
「ああ」
額をコツンと合わせて、キスをし離れていく。
挿入されていたそれがゆっくりと抜けて、また戻ってくる。
「はぁ、はぁ···っ、ぁ、」
「気持ちいいか」
「う、ん···気持ちい···ゆっくりするの、好き···」
体を優しく撫でられて気持ちいい。
ルシウスとキスをして胸がたくさん暖かくなる。
「はぁ···ん、い、いきたい、ルシウス···」
「ああ。少し我慢してくれ」
そう言って腰を強く掴まれ優しかった抽送が激しくなる。
「あっ、あぁぁっ、ひぃっ、い···!!」
「はぁ···」
ぐちゅぐちゅと音が鳴って、そして気づけば俺は射精していて、ルシウスが息を詰めたかと思うと中が熱くなる。
「あ、はぁ···あ、つい···」
「はぁ···」
ずるっと中からそれが抜けて、ルシウスが俺の隣に寝転がる。
「加減をしてやれなかった」
「···ううん、大丈夫」
ルシウスに抱きついてきて目を閉じる。
まだ体が少し痙攣していて気持ちいいのが残っているけれど、だからこそルシウスの体温に触れると安心できる。
「風呂に入ろう。それから···私はあの人間達の様子を見てくる。ラビスに散々にされていたようだからな」
「そう、なんだ···」
「あともう少しで殺されるところだ。レヴァンが私に話をしてくれてよかった。ありがとう」
「うん。」
ルシウスの腕が背中に回る。
それからゆっくりと抱っこされてお風呂に連れていかれた。
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