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第153話
足を開かせて、自らのペニスを挿れる。どれだけ繋がっても小さな体に獣人である俺のペニスを挿れることは、慣れないらしい。
苦しそうに上下する胸を撫で、キスをすると後孔がキュッと締め付けられて、咄嗟に歯を食いしばった。
「ジーク、ジーク···少し力を抜け。ほら、深呼吸して」
「ぅ、あ···最近、してなかったからぁっ!」
していなかったから、余計に苦しく感じてしまっているらしい。もっと解してやればよかったけれど、ジークが「早く挿れて」なんて言うもんだから我慢ができなかった。
「こっちに集中しろ」
「え、ぁ···んっ!あ、あぁっ!」
ジークのペニスを掴み、扱いてやると腰を震わせる。時々後孔が緩くなるので、その度に奥に腰を推し進め、最後まで入る頃には、ジークはもう達しそうになっていた。
「ぁ、あンッ!い、イかせて···っ、アル、イキたい···ッ!」
ペニスから手を離し、ジークの腰を持つ。初めは馴染ませるように、ゆっくりと腰を動かした。
「や、だぁっ、もっと、もっと···っ」
「ジーク、やるから泣くな」
泣きながらもっとと強請るジークが可愛い。ジークにキスをして、ゆっくり動かしていた腰を、だんだんと激しくさせる。
さっきまでは当たらなかった奥の壁に当たるらしくて、背中を弓形に反らし、悲鳴にも似た喘ぎ声を上げて、中だけで達している。構わずに腰を動かせばジークの小さな手が俺の腰を押し返していて可愛い。
動きを止めると真っ赤になった顔、涙に濡れる目で睨みつけられて、煽っているだけだぞ、と思う。
「中、で···いったからっ」
「ああ、わかってる」
「なら、とまってよぉ···っ、おかしく、なるかと思ったっ」
そう言って泣くもんだから、背中を屈めてジークを抱きしめる。涙を舐めて取るとジークから俺にキスをしてきて、ペニスがずくっと大きくなった気がした。
「あっ、ま、また、大きくなった···っ」
信じられないという顔で俺を見るから、思わず笑ってしまう。
抱きしめたまま、ジークを起こして、膝の上に座らせるとより深く中にペニスが入ったようで口をパクパクさせながら「深い」と呟く。
「まだ始まったばかりだ。へばるなよ」
「っ、や、優しくしてって言ったのにぃっ!!」
ジークの事になると全てのことにおいて抑えがきかない。
結局俺はジークが意識を失い暫くしてから、ジークの中からペニスを抜いた。
中出しをしすぎたおかげで、ジークの腹は少しボコッとしていて、泡立った精液がポッカリと口を開けた後孔から垂れ出てきて、その時に初めて「無茶をさせたな」と思ったのだった。
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