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初デート②

 そう言うことで、カラオケデートの予約をした2人。  今日は柊家のマンションでゆったりと愛を育む。 「なんか喉渇いた。 冷蔵庫なんか入ってるかな?」  叶芽は喉が渇いたとキッチンに行き、冷蔵庫を覗く。 「……水しかないし!!」  何かジュースを飲みたかったが、冷蔵庫にはミネラルウォーターしか入っていなかった。 「別に水でもいいじゃん」  飲み物ならなんでもいい派な渚は叶芽の傍にきて、水ではダメなのかと問う。 「だって今めっちゃジュースの口だったもん。 ジュースが飲みたい。 あ、こことかなんか入ってないかな?」  叶芽はジュースを求めてキッチンの棚を漁った。  しかし出てきたのはコーヒー豆だった。 「コーヒーか……」 「コーヒーいいじゃん。ダメなの?」  ジュースが飲みたかった叶芽だが、水よりはいいかと思うが、あることに気が付いた。 「……これう○こコーヒーじゃん!!」 「え、何それ……」  う○こコーヒーとは、ジャコウネコが食べたコーヒー豆が糞となって出てきたコーヒー豆の事である。 「ジャコウネコの糞のコーヒーってなんか聞いたことある。 なんだっけ……」  何かで見聞きした覚えはあるが、詳しいことは覚えていない渚はスマホで調べた。  すると出てきたのはとても高級品なコーヒー、コピルアクである。  あまりの値段に渚はそっとページを閉じた。  しかしいくら高級品で美味しいと言ってもジャコウネコの糞と聞くとどうしても叶芽は敬遠してしまい、一度も飲んだことはなかった。 「流石にこれはなぁ~」  超高級コーヒーをいらないと言うような叶芽に渚は飲んでみない?と説得する。  正直こんな高いコーヒーを少し飲んでみたいと渚は思ってしまった。 「これ超高価らしいよ」 「高いからって全てがいいものとは限らないし」  叶芽の経験から、高級品でもたまに好みでない物も存在した。  なので正直それほど乗り気じゃ無いが渚が飲んでみたいようなので、それじゃあと飲んでみる事にした。

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