85 / 114
甘い時間⑤
全裸にされた叶芽。
そして自らもシャツを脱ぎ捨て美しい肉体美が映し出される。
程よく鍛えられた肉体は叶芽の白く細い身体とは対照的だ。
「カナちゃんの身体はキレイだね」
そう言う彼だが、貴方の方がキレイですよと言いたくなる。
しかしそれを言う余裕もなく、渚は叶芽の太ももを少し持ち上げつっと口付ける。
「ナ、ナギ……」
そして立ち上がった小ぶりなソレに触れる。
「ぁ………」
こんな姿を見られるのが恥ずかしくて腕で顔を隠してしまうが、渚に隠さないでと腕を退けられてしまう。
それでも恥ずかしいと訴えると、じゃあこっちに集中と再びキスをされる。
「ん………」
キスをされながら、下を弄られる。
シコシコと扱かれたソレは渚の手の中で達し、白濁を溢す。
「はっ………」
すると叶芽からふわっと甘い香りが漂ってきた。
これが彼のフェロモンなのは何度か経験して分かった。
このフェロモンがまた渚の脳を刺激する。
うなじを噛んでしまいたいと思うくらいに……
「えっちぃね。
もっとえっちぃ顔させてあげる」
渚は妖しく微笑むと叶芽の秘部へと触れる。
「ひっ……!!
な、何して……」
「大丈夫、ちゃんと痛くないようにするから。
ってか凄い濡れてるんだけど」
生憎今ローションを持っていない。
なるべく叶芽を傷付けないようにと考えていたがΩの特性と言うべきか、彼の後孔は濡れていた。
しかし叶芽の疑問はそこではない。
「いや、今から何するの?
そんなとこなんで触ってんの!?
意味分かんないだけど!?」
「何って、男はココ使うんだよ?」
「使うって何?
何すんの?」
「え、セックス以外に何があるの?」
「セッ………
え、セッ……ク…スって、具体的にどう言うこと……」
「え、まさかセックスは何するのか知らない…?」
そう、叶芽は性行為がどう言うものなのか分かっていないのだ。
なんと無くイチャイチャするのは分かるが、具体的な事を分かっていない。
「え~マジで……?
どんだけ箱入りのお坊っちゃまなの……
え~っとね、セックスはね、俺のチ○コをカナちゃんのココに入れて、プシュっとね、するの」
「……………
待って、セックスってこんな恥ずかしい事するの?」
何も知らない無知な叶芽は衝撃的である。
ともだちにシェアしよう!